格闘技イベント『Yogibo presents 超RIZIN.3』が7月28日（日）にさいたまスーパーアリーナで開催される。このイベントに、ボクシング界の伝説、マニー・パッキャオが参戦することが決定した。対戦相手は、RIZINとKNOCK OUTの2団体王者である鈴木千裕。

パッキャオは、史上2人目の世界6階級制覇を達成したボクシング界の英雄。フィリピン出身で、貧しい家庭に生まれたパッキャオは、幼い頃から働きながら、12歳頃からボクシングを始めた。1995年1月、16歳でプロデビュー。2001年にはIBF世界スーパーバンタム級王座を獲得し、世界的なスターに。その後も、数々の激闘を繰り広げ、英雄と称されるようになった。2015年にはフロイド・メイウェザーとの世紀の一戦を戦い、判定負けを喫したが、約150億円のファイトマネーを手にした。2021年9月にはフィリピンの大統領選挙に出馬を表明したが、落選し、再び引退した。2022年大晦日にはRIZIN参戦を表明し、今回ついに夢の舞台に立つことになる。

対する鈴木千裕は、3歳から伝統派空手を始め、中学生時代に総合格闘技に転向。2016年にはRIZIN FFアマチュアMMAで優勝し、2017年にPANCRASEでプロデビュー。2018年にはPANCRASEネオブラッド・トーナメントフライ級で優勝するなど、若くして頭角を現した。その後、キックボクシングに転向し、KNOCK OUT BLACKスーパーライト級初代王座を獲得。2021年9月にはRIZINに参戦し、5連勝を飾った。2023年6月にはRIZINフェザー級王座に挑戦するも、クレベル・コイケに一本負け。翌月には超RIZIN.2でBellatorフェザー級絶対王者パトリシオ・ピットブルをKOし、世界を驚かせた。2023年11月には王者ヴガール・ケラモフを相手に1R KOで勝利し、第5代王者に輝いた。

今回の試合は、68.0kg契約のRIZINスタンディングバウト特別ルールで行われる。3分3ラウンドという短い時間の中で、両者の技がぶつかり合う。パッキャオは、老練な技術と経験を生かし、鈴木千裕は、若さ溢れるパワーとスピードで対抗する。

伝説のボクサーと、勢いのある若きファイターの夢の対決。どちらが勝利を手にするのか。注目の試合が、7月28日にさいたまスーパーアリーナで実現する。

マニー・パッキャオのRIZIN参戦は、格闘技界にとって大きなニュースだ。パッキャオは、ボクシング界のレジェンドであり、その名を知らぬ者はいない。彼がRIZINのリングに立つことは、格闘技ファンにとって夢のような出来事である。

今回の対戦相手である鈴木千裕は、RIZINの若手ホープ。パッキャオと対戦することで、大きく飛躍する可能性を秘めている。2人の実力差は歴然だが、鈴木千裕は、持ち前のパワーとスピードで、パッキャオに果敢に挑戦するだろう。

パッキャオは、ボクシングの世界では、その卓越した技術と戦術で多くのファンを魅了してきた。彼の戦いぶりは、まさに芸術と言える。しかし、RIZINの舞台では、新たな挑戦を強いられることになるだろう。RIZINには、ボクシングとは異なるルールが存在し、パッキャオは、その違いに戸惑うかもしれない。

一方で、鈴木千裕は、RIZINのルールに精通しており、そのアドバンテージを生かして戦いを有利に進めることができるだろう。パッキャオは、鈴木千裕のスピードとパワーに苦戦する可能性もある。

しかし、パッキャオは、長年の経験と高い戦術眼を持つ。鈴木千裕の攻撃をかわしながら、カウンターで仕留めることもできるだろう。試合は、両者の力量が試される、白熱した戦いとなることが予想される。

この試合は、パッキャオにとって、新たな挑戦となる。また、鈴木千裕にとっても、大きなチャンスとなる。どちらが勝利を手にするのか、今から楽しみでならない。