2024年06月17日更新

【新版】アイスランドサガ：ヴァイキング時代の壮大な物語が蘇る！

中世北欧文学の最高傑作『アイスランドサガ』が、新版としてついに発売！ヴァイキング時代の英雄、血族の抗争、魔法や呪いを描いた200篇以上の物語から、厳選された6篇を収録。古アイスランド語からの直訳、最新の研究に基づいた改訂、図版や系図、地図などの充実した資料も魅力。

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【新版】アイスランドサガ：ヴァイキング時代の壮大な物語が蘇る！

【新版】アイスランドサガ：ヴァイキング時代の壮大な物語が蘇る！

『アイスランドサガ』は、中世北欧文学を代表する作品群であり、ヴァイキング時代のアイスランド社会を描いた壮大な物語集です。本書は、その中から特に優れた6篇を厳選し、北欧文学研究者の故・谷口幸男氏が古アイスランド語から直接翻訳したものです。

本書には、以下のサガが収録されています。

エギルのサガ: ヴァイキング気質と並外れた詩才を持つエギルの波乱万丈な生涯を描いた物語。
グレティルのサガ: 追放されたグレティルが、19年間にわたって繰り広げる武勇伝。
ラックサー谷の人びとのサガ: 美しいグズルーンの悲劇的な物語。
エイルの人びとのサガ: 首長スノッリの政治や宗教的な儀式、民衆の生活や風習が描かれている。
ヴォルスンガサガ: ワグナーの楽劇やトールキンの『指輪物語』の題材となった異色の物語。
ニャールのサガ: 最も長いサガで、海の勇士グンナルの一生と、ニャール一族の死と復讐を描いている。

本書は、1979年に刊行された旧版をもとに、監修者である松本涼氏による訳文の精査や文字の拡大が行われています。さらに、図版、系図、地図、文献案内などを加えることで、読者の理解を深めるための工夫が凝らされています。

『アイスランドサガ』は、単なる歴史書ではありません。人間の業、愛、憎しみ、復讐、運命といった普遍的なテーマを、壮大なスケールで描き出す文学作品です。ヴァイキング時代の世界に没入し、英雄たちの生き様、そして当時の社会風俗に触れてみてください。

『アイスランドサガ』は、古くから多くの研究者や文学愛好家を魅了してきた作品ですが、長らく入手困難でした。今回の新版刊行は、まさに朗報と言えるでしょう。

翻訳者の谷口幸男氏は、長年、北欧文学研究に情熱を注ぎ、数々の貴重な作品を世に送り出してきました。本書は、谷口氏の業績を象徴する作品の一つであり、その深みのある訳文は、まさに圧巻です。

監修者の松本涼氏は、中世アイスランド史の専門家であり、本書の解説は、歴史的背景や文化的な側面をより深く理解する上で非常に役立ちます。

本書は、歴史好き、文学好き、そして単に壮大な物語を求めるすべての人にお薦めです。ヴァイキング時代のアイスランドに思いをはせ、英雄たちのドラマ、そして人間の生き様を体感してください。