魚沼産コシヒカリで造る日本酒が世界で金賞受賞!津南醸造の挑戦
新潟県津南町の酒蔵「津南醸造」が、食用米である魚沼産コシヒカリで造る純米大吟醸酒『郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition』を発売。ヨーロッパの日本酒品評会「KURA MASTER2024」にて金
魚沼産コシヒカリで造る日本酒が世界で金賞受賞!津南醸造の挑戦
新潟県津南町にある「津南醸造」は、地元の自然と文化を大切にした酒造りを続けています。今回、地域と未来を見据えた挑戦として、食用米である魚沼産コシヒカリを使った純米大吟醸酒『郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition』を開発しました。
日本酒は通常、酒造好適米と呼ばれるお酒造りに適した品種の米で作られますが、この酒米は日本酒以外では使い道が少なく、コロナ禍のように需要が減少すると、生産者と酒蔵双方に在庫リスクが生じる可能性があります。そこで津南醸造は、いつでも安定して生産できる食用米であるコシヒカリを使用することで、地域の米生産者を支え、持続可能な酒造りを目指すことを決意しました。
しかし、コシヒカリは日本酒造りには適さないと言われ、酒米とは異なる製法での挑戦が必要でした。津南醸造は、昔の酒造りや様々な製法を研究し、試行錯誤を繰り返した結果、コシヒカリ本来の甘みと旨味を最大限に引き出した純米大吟醸酒を完成させました。
この挑戦は、日本酒業界に新たな可能性をもたらすものであり、農家と酒蔵の関係をより強固なものにすることを目指しています。
『郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition』は、ヨーロッパの日本酒品評会「KURA MASTER2024」で純米大吟醸部門の金賞を受賞しました。これは、食用米で造られた日本酒が世界的に認められたことを意味し、津南醸造の挑戦が実を結んだ証です。
このお酒は、華やかな香りとふくよかな口当たり、そして米の旨味を感じられる余韻が特徴です。食前酒として楽しむのもおすすめです。
津南醸造は、これからも地域と連携し、持続可能な酒造りを推進することで、美味しい日本酒を世界に発信し続けていきます。
魚沼産コシヒカリを使った日本酒という、常識にとらわれない発想に驚きました。酒米ではない米で美味しい日本酒を造ることは、非常に難しいことだと思いますが、津南醸造は長年の研究と試行錯誤によって、見事な純米大吟醸酒を生み出しました。
「KURA MASTER2024」での金賞受賞は、食用米で造られた日本酒が世界的に認められたことを示すものであり、津南醸造の技術力と挑戦精神の賜物と言えるでしょう。
この取り組みは、日本酒業界だけでなく、農業や地域経済にも大きな影響を与える可能性を秘めています。食用米の需要拡大によって、農家の収入増加や地域の活性化に繋がることも期待できます。
『郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition』は、単なる日本酒ではなく、地域と未来を繋ぐ挑戦の結晶と言えるでしょう。今後も津南醸造の挑戦を応援し、新しい日本酒の魅力を味わいたいと思います。