ネガティブ感情と向き合うための指南書!公認心理師大野萌子氏の新刊『ネガティブな自分のゆるし方』
現代社会は、変化が激しく、情報過多で、ネガティブな感情を抱え込みやすい状況。2万人以上のカウンセリング経験を持つ公認心理師大野萌子氏が、自身の経験に基づき、ネガティブ感情と上手に付き合うための具体的な方法を解説した書籍『ネガティブな自分のゆるし方』が6月28日に発売される。
ネガティブ感情と向き合うための指南書!公認心理師大野萌子氏の新刊『ネガティブな自分のゆるし方』
現代社会は、変化が激しく、情報過多で、誰もがネガティブな感情を抱え込みやすい状況にあると言えるでしょう。そんな中で、自分自身を守り、コントロールするために重要なのは、ネガティブな感情を受け入れること、そしてその感情の捉え方を変えることだと、公認心理師の大野萌子氏は提唱しています。
大野氏は、2万人以上のカウンセリング経験から得た知見を基に、書籍『ネガティブな自分のゆるし方』を執筆しました。本書では、人間関係、仕事、家庭、SNS、街中、ライフイベントなど、日常生活における様々な場面でネガティブな感情が生まれる原因を分析し、具体的な対処法を提案しています。
「感情の置き場所を変える」という独自の考え方を通して、ネガティブな感情と上手に付き合うための具体的なテクニックを紹介しています。例えば、価値観の否定から生まれるネガティブ感情に対しては、相手の意見を受け止め、違いを理解することの重要性を説き、親子の関係におけるネガティブ感情については、親自身も自己肯定感を高める必要性を強調しています。
本書は、83の具体的なシーンを通して、ネガティブ思考との向き合い方を解説することで、読者が自身のネガティブな感情に気づくきっかけを与え、より穏やかな心で過ごせるようになることを目指しています。
大野氏は、自身のカウンセリング経験を通して、ネガティブな感情は決して悪いものではなく、むしろ自分自身を知るための重要なサインであると確信しています。本書では、ネガティブな感情を受け入れることで、自分自身を深く理解し、より充実した人生を送れるようになることを示唆しています。
大野萌子氏の新刊『ネガティブな自分のゆるし方』を読んだ感想としては、現代社会で誰もが抱えるネガティブな感情に対して、具体的な解決策を示した実用的な本だと感じました。ネガティブ感情を克服するためには、まず感情を否定することなく受け入れることが重要だと説き、その上で感情の捉え方を変えることで、ネガティブ感情をコントロールしていくという考え方は、非常に納得感がありました。
本書では、具体的なシーンを例に挙げながら、様々な状況におけるネガティブ感情の対処法を解説しており、読者は自身の状況に当てはめて読み進めることができると思います。特に、現代社会で多くの人が悩んでいるSNSとの付き合い方や、仕事におけるストレスとの向き合い方など、共感できる部分が多く、実践的なアドバイスが満載でした。
また、大野氏の優しい語り口調と、自身の経験に基づいた具体的な例示によって、読者は安心して読み進めることができ、ネガティブな感情と向き合うためのヒントを得られると感じました。本書は、ネガティブな感情に悩んでいる人だけでなく、より自分自身を深く理解したいと考えている人にとっても、参考になる一冊だと思います。