ルンバ感謝祭@神田明神:愛機への感謝を込めて、ルンバの「お納め」とリサイクル
アイロボットジャパンは、神田明神にて「2024 ルンバ感謝祭@神田明神」を開催。全国から集まったルンバオーナーが、長年活躍したルンバに感謝を込めて「お納め」を行い、環境にも配慮したリサイクルプログラムで新たなスタートを切りました。
ルンバ感謝祭@神田明神:愛機への感謝を込めて、ルンバの「お納め」とリサイクル
アイロボットジャパンは、6月8日の「ルンバの日」を記念して、東京・神田明神にて「2024 ルンバ感謝祭@神田明神」を開催しました。本イベントは、全国から集まったルンバオーナーが、廃棄予定のルンバを持ち寄り、感謝の気持ちを込めて「お納め」を行う、初めての試みとなりました。
アイロボットジャパンの調査によると、多くのルンバオーナーが、ルンバを家族の一員のように思っており、愛着を持って接していることが明らかになっています。長年活躍してきたルンバとの別れを惜しむ声も数多く寄せられており、今回のイベントは、そんなユーザーたちの思いに応えるべく企画されました。
舞台となった神田明神は、電気街の秋葉原やオフィス街の大手町、日本橋などを氏子区域に抱える神社であり、近年では「ITの神様」として知られています。アイロボットジャパンのオフィスも神田にあり、神田明神とは、昨年末に「ルンバのお助け大掃除」プロジェクトでコラボレーションを果たしました。10台のルンバが一斉に掃除する姿は、SNSでも大きな話題となりました。
今回のイベントでは、使わなくなったルンバをお納めするだけでなく、ルンバに「ありがとう」や「さようなら」を伝える場として、ユーザー参加型のプログラムが展開されました。イベントには、長年愛用してきたルンバへの思い入れを語るユーザーたちが集い、抽選で選ばれた代表者が、自身のルンバ宛てに感謝の手紙を読み上げました。
イベント当日は、神田明神の社殿にて、ルンバのお祓いが執り行われました。その後、ルンバユーザー代表の田中杏樹さん(小学2年生)が、自身のルンバ「ゆきちゃん」に向けて手紙を読み上げました。田中さんは、ゆきちゃんが毎日お部屋を綺麗にしてくれたことへの感謝の気持ちを表明し、新しいロボットとの出会いへの期待を語りました。
イベントに参加したユーザーからは、「ルンバに感謝の気持ちを伝えることができて良かった」「子どもと一緒にルンバとの別れを惜しむことができた」など、多くの喜びの声が寄せられました。
アイロボットは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、環境への配慮を重視しています。今回のイベントでは、お納めされたルンバは、小型家電リサイクル認定業者である株式会社リーテムにてリサイクルされました。リーテムは、ゼロエミッションを推奨しており、お納めされたルンバは、本体からバッテリーを取り外した後、破砕され、鉄、アルミ、ステンレス、プラスチックなどに分別されます。分別された素材は、建設用の鋼材やアルミ製品、電線などの原料として生まれ変わり、資源の循環に貢献します。
アイロボットは、今後も環境に配慮した取り組みを積極的に行い、人々の暮らしをより豊かにする製品やサービスを提供し続けることを目指しています。
今回の「ルンバ感謝祭@神田明神」は、単なるイベントではなく、ユーザーと企業、そして神社が一体となり、愛着のある製品との別れを丁寧に、そして環境にも配慮して行うという、新しい形の「お別れイベント」として、大きな意義を持つと感じました。
ルンバを家族の一員のように思っているユーザーにとって、愛機との別れは決して簡単なことではありません。しかし、今回のイベントでは、神田明神での祈祷や、ユーザー代表による感謝の手紙の朗読などを通して、ルンバへの感謝の気持ちを改めて確認し、心からのお別れを告げることができたのではないかと思います。
また、イベントを通して、アイロボットが環境問題に積極的に取り組んでいる姿勢が伝わってきました。ルンバをリサイクルすることで、資源の無駄遣いを減らし、環境保護に貢献するという取り組みは、企業としての社会的責任を果たす上で重要な取り組みと言えるでしょう。
今回のイベントは、ユーザーと企業、そして社会全体が連携することで、愛着のある製品との別れを、より良い形で実現できることを示したと言えるでしょう。今後も、このようなイベントを通して、ユーザーと企業、そして社会全体が連携し、より良い未来を創造していくことを期待しています。