パソナグループの株式会社地方創生が香川県琴平町で「地域まるごとプロジェクト」を始動
パソナグループの株式会社地方創生は、香川県琴平町の地方再生に向けた事業として「地域まるごとホテルプロジェクト 」という新しい事業を2024年12月から始動。
このまとめでは、パソナグループの株式会社地方創生社の手掛ける「地域まるごとホテルプロジェクト」の内容、これまで株式会社地方創生社が琴平町でおこなってきた事業などを紹介します。
株式会社 地方創生 株式会社地方創生は、地方各地の魅力を発見し、伝えつつ、「仕事」を結び付ける。地方における雇用創出を最大の使命として取り組んでいます。
地域まるごとホテルプロジェクトの概要
開始:2024年12月頃(予定)
場所:香川県琴平町「新町商店街」東端エリア
面積:733㎡ (※琴平文具店、吞象ブリューイング、新施設の総計)
内容: 新町商店街の空き店舗をゲストハウス・ベーグルショップ・日本茶カフェとしてリニューアル。既存2店舗と合わせ、新町商店街エリアを再開発する地域活性化プロジェクト
地域まるごとホテルプロジェクトの内容
出典:plaza.rakuten.co.jp/satjpn/diary/200904260000
琴平町の新町商店街は、「さぬきのこんぴらさん」で知られる金刀羅宮の表参道に繋がる商店街です。
パソナグループの株市会社地方創生は、香川県琴平町において琴平町商工会と「空き店舗対策事業」で業務提携し、新町商店街の空き店舗を2020年4月に「琴平文具店」として、2023年6月にはマイクロブルワリー「DONZO Brewing」をオープンさせました。
そしてこの新規プロジェクトでは、空き店舗や空き家の5棟をゲストハウス・ベーグルショップ・日本茶カフェとして改修します。
地域まるごとホテルプロジェクトの目的
この新しいプロジェクトの目的はインバウンドの観光促進です。
ゲストハウスは土間や梁など日本家屋の特徴を残しながらリノベーションします。訪れた訪日観光客に日本の伝統文化を感じ、それを広く発信していただくことが目的です。
また、世界中から人気の高いベーグルを四国の特産品とコラボさせ、常時20種類以上を販売します。
日本茶カフェでは、四国四県のお茶などを提供する予定です。
新施設の名称やサービス
琴平町で始まる「地域まるごとホテルプロジェクト」では、空き店舗や空き家をゲストハウス・ベーグルショップ・日本茶カフェに改修します。それぞれの店舗の名称やサービスは以下の通りです。
● ゲストハウス「GOYA」/五行説(万物は火・水・木・金・土の5種類の要素から成り立っているという思想)をテーマにした全5部屋。長期滞在向けにキッチンを併設
● ベーグルショップ「Bagel House KOTOHIRA」/四国の特産品と組み合わせた20~30種類のベーグルを販売
● 日本茶カフェ「The TeaHouse KOTOHIRA」/四国四県のお茶などを提供
パソナグループの株式会社地方創生が琴平町で既におこなってきた地域活性化
株式会社地方創生は香川県琴平町商工会と業務提携し、空き家店舗開発による地域活性化事業に既に取り組んできました。
それが、琴平町の新町商店街の空き店舗をリノベーションしオープンした「琴平文具店」と「DONZO Brewing」です。
株式会社地方創生が琴平町の地域活性化のためにオープンさせた2店舗の特徴を紹介します。
琴平文具店
2020年4月に、地域コミュニティのハブ(基点)となることを目指し、元ブティック店をリノベーションしてオープンしたのが「琴平文具店 」です。
琴平文具店では、約1,000パターンの組み合わせから自分好みの一冊を作る「kotonote(ことノート)」をはじめ、マスキングテープやレターセット、筆入れや御朱印長など、お店のコンセプトに合わせたセレクト商品を販売しています。
香川県は近隣に和紙の産地があったことによって、うちわを作る技術が発達しました。紙にまつわる文化が昔からあったということで、琴平文具店でも、書くことに適した紙を6種類ほど揃えています。
さらに、店内にはコミュニティスペース「おやつの棚」が設けられており、地域の人々が気軽に集う多目的な交流の場となっています。
DONZO Brewing(呑象ブリューイング)
DONZO Brewingは、2023年6月に新町商店街の元陶器店をリノベーションし、ビール工場とクラフトビールを提供する店舗としてオープンしました。
主に四国地方で醸造されたクラフトビール6種類やビールに合う料理を提供し、2023年夏以降はオリジナルのクラフトビールも提供しています。
ビール醸造後に出る産業廃棄物の麦芽かすを焼菓子の原料や肥料として使用するなど、地球環境に配慮した取り組みを実践している点もこのお店の特徴です。
地域の子供たちと育てた小麦をビールの原料に使うことで、地元住民との連携による活性化も目指しています。
DONZO Brewing(呑象ブリューイング)の名前は、店舗の近くにある幕末の勤王家・日柳燕石(くさなぎ えんせき)の旧宅「吞象楼」に由来しています。
吞象楼は、新時代を夢見た志士たちが語り合った場所として言い伝えられており、かつての呑象楼のように夢を見る若者たちが繋がり、語り合う場を目指してこの名前が付けられました。
まとめ
パソナグループの株式会社地方創生が香川県琴平町の新町商店街で2024年の12月から開始する「地域まるごとホテルプロジェクト」の内容を紹介しました。
株式会社地方創生は、このプロジェクトを通じ、琴平町の魅力を国内外の観光客に発信して経済振興・地方創生に貢献すること、琴平町の地元雇用を創出することを目標としています。
琴平町でおこなわれる「地域まるごとホテルプロジェクト」の進展に今後もぜひ注目してください。