運命の出会いからマネージャーになるまで。ミスチル事務所社長の谷口和弘さんってどんな人。
谷口和弘さんをご存知でしょうか。ミスチルのファンであれば、名前を耳にしたこともあるのかも。元々はマネージャー志望でなかった谷口和弘さんが、日本が誇るバンド・ミスチルの事務所の社長になるまで、運命的ともいえる出会いがありました。ミスチル事務所「エンジン」社長である谷口和弘さんについて深堀していきます。
ミスチルのファンであれば、名前を耳にしたこともあるのかも。
元々はマネージャー志望でなかった谷口和弘さんが、日本が誇るバンド・ミスチルの事務所の社長になるまで、運命的ともいえる出会いがありました。
ミスチル事務所「エンジン」社長である谷口和弘さんについて深堀していきます。
Mr.Childrenのマネージャーになった谷口和弘さん
谷口和弘さんは、1997年に音楽制作やマネジメントを行う烏龍舎に入社し、1999年から『Mr.Children』のマネージャーとして、ミスチルと仕事をしてきました。
そして2014年に独立し、現在ミスチルが所属する『株式会社エンジン』を立ち上げます。
しかし、経歴を調べてみると、まさに運命の出会いといえるほど、ミスチルのマネジメントに就くのは偶然が重なったといえるほどです。
サッカー、バイト、上京、専門学校、色々な人生の出来事が重なって、現在の谷口和弘さんがあるといえるでしょう。
谷口和弘さんがミスチルと出会うまでを、少しふりかえっていきたいと思います。
谷口和弘さんがミスチルと出会うまで
まず、1976年12月10日に三重県の田舎で生まれた谷口和弘さん。
一般的な家庭で、音楽とは全くの無縁。
強いて言うなら、サッカーに夢中だった谷口和弘さんが、引率の先生が『BOφWY』を聴いていて、そこでバンドに憧れたということくらい。
また、高校時代に友達の家で麻雀をしているときの、定員オーバーの待ち時間。
そこで友達のギターを弾いていて、音楽活動に興味を持ったのだとか。
そしてこれが、谷口和弘さんを音楽関係の専門学校へ進ませることになります。
当時一緒にギターを弾いていた友達も、まさか谷口和弘さんがミスチルのマネージャーになるなんて思っていなかったでしょうね。
出展:Youtube
Mr.Children 「ALIVE」 MUSIC VIDEO
1997.03.05 Release 「ALIVE」 MUSIC VIDEO from 6th Album 「BOLERO」
大阪にある音楽系の専門学校を卒業し、しばらくは実家でアルバイト。
資金を貯めて、満を持して上京したようですが、2か月間は飛ばずの生活。
上京する際は車で東京まで来たそうですが、聴いていた曲はミスチルの「ALIVE」。
私も大好きな曲です。
しかし、2ヶ月経ったころ、実家から電話がかかってきたようです。
どうやら三重県時代に、音楽系の雑誌に載っていた求人に応募していたようなんです。
それが、「ウーロビート」という烏龍舎の子会社。
そして烏龍舎こそが、当時ミスチルが所属していた音楽事務所だったんです!
物凄い奇跡ですよね。
そしてはじめは「ウーロビート」で新人のためバイト扱いだったようなんですが、サッカーをやっていたことからミスチルの趣味であるサッカーに呼ばれるように。
これまた、谷口和弘さんがサッカーを子ども時代にやっていたことから始まったご縁。
凄い運命です。
機材運びなどの仕事をやっていたそうですが、マネジメントに向いていると関係者から声がかかり、1999年、上京する際にはファンとして聴いていたミスチルの、マネジメントを担当することになります。
谷口和弘さんが設立したミスチル所属事務所・エンジン
出展:Youtube
Mr.Children「miss you」Teaser
Mr.Children New Album「miss you」10.4 Release 特設サイト:https://www.toysfactory.co.jp/artist/mrchildren/20231004/ ご予約 ...
2014年に谷口和弘さんは、1997年から2014年まで所属した烏龍舎から独立します。
その際に烏龍舎に所属していたミスチルとナオトインティライミさんも谷口和弘さんと共に、移籍します。
現在は、Mr.Children、ナオト・インティライミ、大久保嘉人さんという、まさにサッカー感満載のタレントが所属する事務所となりました。
谷口和弘さんが社長となったエンジン体制においてミスチルは、『足音 〜Be Strong』・『ヒカリノアトリエ』・『himawari』・『Birthday/君と重ねたモノローグ』のシングルをリリースしています。
エンジン所属となった今も、烏龍舎時代も、変わらず大人気のミスチル
1994年から、2014年まで20年ミスチルが所属した烏龍舎。
そして2014年から谷口和弘さんが独立してできたエンジンへの移籍を経たミスチル。
哀愁を感じるメロディーと歌声が、単なる応援ソングを超え、人生の賛歌のように聴こえます。
ミスチルはデビュー当時と、最近、結構曲の雰囲気が変わってきていると思います。
キャリアの前半と現在でも、好みが分かれそうですね。
谷口和弘さん(ミスチル事務所・エンジン社長)が目指していること
出展:Youtube
Mr.Children「フェイク」from 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス - 2022.6.19 YANMAR STADIUM NAGAI -
Live DVD&Blu-ray「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」2023.1.25 Release ...
シンプルながら、なかなか深い意味がこもっています。
社長の谷口和弘さんも、ミスチルのメンバーも、ナオトインティライミさんも、みんなサッカーが好きな人たち。
そしてサッカー選手の大久保嘉人さんまで所属するというほど。
試合前にチーム一丸となって円陣を組むという「円陣」、縁のある人と書いて「縁人」、そしてそれらが回ってものごとを動かしていくという「エンジン」。
この3つの意味が込められています。
エンジンでは、「一日でも長くアーティスト活動を続けられるように寄り添っていく」という想いを谷口和弘さんは抱いています。
1日でも長く現役を続けていくために、緩急をつけた仕事をしていくことを意識しているみたいです。
かといってずっとファン目線に立ち続けることも良くない。
そんなふうにアーティストの活動を手掛けていくことを、烏龍舎でマネジメントを始めたときに、ミスチルの共同制作であった小林武史さんから学んだそうです。
参考記事
【Musicman】第145回 谷口 和弘 氏 株式会社エンジン 代表取締役