しつこい残暑もようやく終わり、肌寒くなってきましたが、今年の夏はどれだけ「蚊」に悩まされたでしょうか?
蚊は、私たちの発する体温や体臭、それから二酸化炭素を感知して、どこまでも追ってきます。
その一方で、蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいるのも確かです。
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具体的には、2本の管にわかれたプレキシガラス製の容器を用意し、それぞれ管の先に、ストッキングの入った箱を設置します。
そして、メイン容器の中に、ジカ熱、デング熱、黄熱病を媒介することで知られる「ネッタイシマカ(学名:Aedes aegypti)」を入れ、どちらのストッキングに向かって飛んでいくかを観察。
その結果、リーグ戦を勝ち抜いたのは、被験者33番で、他の追随を許さない圧倒的なモテ度を示していました。
被験者33番のストッキングは、2番目にモテた被験者の4倍、さらに、最もモテ度の低かった被験者19番の100倍も蚊を引き寄せていたのです。
被験者33番の異常なまでのモテ度は、何が原因なのか?
チームは、次にそれを解明することにしました。
引用元:nazology.net(引用元へはこちらから)
チームは、64人の被験者を、蚊にとって非常に魅力的な「高アトラクター」と、蚊があまり寄り付かない「低アトラクター」に分類し、何が彼らを区別しているのか調べることに。
化学分析の手法を用いて、被験者の皮膚上の分子化合物を調べた結果、高アトラクターの皮脂に多く含まれる50種類の化合物を特定しました。
そして明らかになったのは、高アトラクターは「カルボン酸」を多く分泌しているのに対し、低アトラクターはその分泌量が非常に低いことでした。
有機酸の一種であるカルボン酸は、人の全身に普通に存在し、皮膚バクテリアによって人間特有の体臭を作り出すために利用されています。
また、3年にわたる追跡調査の結果、被験者の分泌するカルボン酸の量は、時間経過や生活環境の変化によって変わらないことが判明しました。
調査期間の間に、各人の食生活や身だしなみは大きく変化していたにも関わらず、カルボン酸の分泌量は安定していたのです。
それを証明するように、追加実験でも、被験者33番がダントツで蚊にモテていたといいます。
引用元:nazology.net(引用元へはこちらから)
かし、ここで一つの疑問が残ります。
なぜ蚊は、カルボン酸の発する匂いに強く惹かれるのでしょうか?
研究チームのマリア・エレーナ・デ・オバルディア(Maria Elena De Obaldia)氏は「まだ証明されていませんし、推測の域は出ませんが、私たちはその答えを持っている」と話します。
氏の説明はこうです。
まずもってネッタイシマカは、人間を特に吸血するように進化してきました。
これはおそらく、人間の近くには必ず清潔な水があり、採餌(吸血)の後にすぐ繁殖場所へ移動できるからです。
それゆえ、ネッタイシマカは、人間の匂いとその他の動物の匂いを区別するため、カルボン酸を検出する方向へ進化したのでしょう。
実際、カルボン酸は、人間が大量に分泌する化合物であり、他の動物は出さないと言われています。
つまり、蚊がカルボン酸を好むようになったのは、人間の居場所を突き止めるための優れた目印になるからと考えられるのです。
しかし、これらを科学的に実証するのは、なぜカルボン酸の分泌量が多い人と少ない人がいるのかも含めて、今後の課題となります。
ただ、もしあなたが友人や家族よりも、やたら蚊に刺されるとしたら、それは血液型や食習慣のせいではなく、皮膚のカルボン酸が原因かもしれません。
引用元:nazology.net(引用元へはこちらから)
我はこれなのか? カルボン酸が多め? 昨日も刺されましたがな。3人いて我だけ。先週も2人のうち我だけ。#蚊にモテモテ
— 大村友貴美(おおむら・ゆきみ)@小説家 (@omurayukimi) Oct 24, 2022
「蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいる理由」の原因物質を特定! nazology.net/archives/116455
抑える方法知りたい。
— tomaritter(とまりん) (@jinro084) Oct 24, 2022
「蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいる理由」の原因物質を特定! #SmartNews nazology.net/archives/116455
僕は蚊に刺されやすいんだよなぁ(^^;) カルボン酸が原因かも、ってことで、減らす方法を教えてほしい(^^)
— Nobuhiko SATO (@nobusato) Oct 24, 2022
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蚊を避けるスプレーとか出てくるね
— tourou (@tourou) Oct 24, 2022
「蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいる理由」の原因物質を特定!.
nazology.net/archives/116455
えー、やだなあ。蚊には好かれたくない〜。
— せな (@senaly) Oct 23, 2022
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— DADA21C (@DADA21C) Oct 22, 2022
皮膚が分泌する「カルボン酸(carboxylic acid)」が、蚊を強く引き寄せる匂いを作り出している
大石航樹
nazology.net/archives/116455
追い詰められて崖から飛び降りても怪我しない高さを科学的に解明! - ナゾロジー nazology.net/archives/116455
— ホロ (@sssk241) Oct 22, 2022
俺からカルボン酸を取り除いてくれー!今すぐだッッ!!
— 代表取締役 岩元仁@株式会社ロックシステム (@iwam_rock) Oct 22, 2022
「蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいる理由」の原因物質を特定! nazology.net/archives/116455
「蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいる理由」の原因物質を特定!
— COCOA大学 (@COCOA83421111) Oct 22, 2022
nazology.net/archives/116455
世の中には蚊に刺されやすい人とそうでない人がいます。この原因は体臭にあるという説が同意を得ていますが、その原因物質は不明でした。米RUはこれを特定し被験者により100倍近い差を検出しました
おのれカルボン酸!
— imagamay (@imagamay333) Oct 22, 2022
nazology.net/archives/116455
カルボン酸を減らすことができるのか。
— 山岳&渓流釣り師 (@kawajwa) Oct 22, 2022
「蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいる理由」の原因物質を特定! nazology.net/archives/116455
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「蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいる理由」の原因物質を特定!
— ゆうやけPC (@vyekpc) Oct 22, 2022
nazology.net/archives/116455
記事中『カルボン酸』高校の化学で習った気がする
「蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいる理由」の原因物質を特定! nazology.net/archives/116455 :ナゾロジー
— feed4003 (@feed4003) Oct 22, 2022
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