2024年03月22日更新
仁藤夢乃 Colabo 炎上

仁藤夢乃とColaboをめぐる騒動、「本当の問題」がこちら!「非常に分かりやすいまとめ。」

 仁藤夢乃さんと、彼女が代表理事を務める一般社団法人「Colabo(コラボ)」が話題になっていたので見物に行きました。炎上しているというよりは、油田のプラントから圧力調整の炎が上がって黒煙が出ている感じで、問題の構造上、消えない炎であるダルヴァザの『地獄の門』みたいな構造になっております。

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要するに、この問題は何なのか?

 火が付いた理由は、ネットではフェミニストとしても知られる活動家の仁藤夢乃さんが代表理事を務める一般社団法人「Colabo」が、東京都からの委託事業や交付金を受け取っていながら、都などに報告する活動計算書ほかの書面に不適切な仕訳の支払いがあることが発覚したことにあります。


 これに対し、暇空茜さんという元ゲーム開発者が、東京都などに情報開示請求を行って次々とネット上に公開。これらの事象への意見論評として「貧困ビジネス」とか「(被害女性を匿う場所が)タコ部屋」などと記述したため、仁藤夢乃さん側が名誉毀損であるとして、弁護士7名と賛同人多数を集めて東京地裁に提訴すると発表したことで大騒ぎとなりました。

 12月11日、暇空茜さんのところに無事訴状が届き、裁判が始まる模様です。暇空茜さんが開示請求などでColaboの推定有罪を先走り書いてしまった文言や、現在単に開示請求の中身について書き連ねていることは当事者同士でおおいに民事裁判で決着をつけていただければと願うところですが、結論を先に書いてしまうと、大きく分けて本当の問題はふたつあります。
引用元:bunshun.jp(引用元へはこちらから)
■本当の問題A:東京都が若年被害女性の支援を目的とした委託事業で、Colaboなど4団体に提示した業務内容がそもそも不明確で、事業報告も雑であって、結果的にザル同然の税金つかみ取りになってしまっていた。しかも、類似の福祉事案で同じようななあなあの委託や助成が行われている可能性がある。

■本当の問題B:一連の政策を決定している厚生労働省の審議会に、実際の活動を担うColaboの仁藤夢乃さんなど業務当事者が混ざっている。それどころか、審議会中に当事者である仁藤さんが堂々と予算を増やすよう要請しており、完全な利益相反になっていて客観的で公平な審議になっていない。

 このため、沖縄辺野古基地での反基地運動などでの座り込みを自ら行っている活動従事者が、利害関係者であるにも関わらず政府の審議会に堂々と出席し、予算を増やすよう要望をしている状態であって、この問題を知っていながらお座敷を続け、被害女性救済活動で彼らに税金を注ぎ込むマズかろうと考えます。

 さらに、家庭や学校、友人などから迫害を受けてシェルターに逃げ込んできたはずの少女(若年被害女性)の衣食住を担う団体のトップが、女性を沖縄に連れていき座り込み活動や反基地運動への教導を行っていることが明らかになっており、これらの活動に対して事実上、一部税金で女性をオルグしていることになり、さすがに問題ではないかと思います。
引用元:bunshun.jp(引用元へはこちらから)

Colaboの女性支援の活動は健全だったのか

 Colaboが手がけていた若い貧困女性を救済する活動は非常に大事で、重要な事業です。

 東京で身寄りのない女性に対する支援活動においては「特に重要な役割を果たしていたのは間違いない」(東京都職員OB)、「支援が必要な女性にはよくリーチしていた。社会的にハイリスクな立場にいる女性がColabo経由で相談にきていた」(産婦人科医)など、活動そのものに対する評価は相応に高いものがありました。
引用元:bunshun.jp(引用元へはこちらから)
 他方で「代表理事の仁藤夢乃さんの独断体制で、忙しい彼女がなかなか判断を下せず、(支援内容や組織運営など)回すのが大変」(Colaboの事情をよく知る人物)という声もありました。支援が必要な女性への接触や支援に仁藤夢乃さんが集中するあまり、組織としてのColaboの運営が帰納的に滞っていた可能性は否定できません。

 それでも、NPOや一般社団法人を通じて社会的にハイリスクな女性を支援することの重要さは間違いなくあり、その意味では暇空茜さんのいう「貧困ビジネス」は一面的なところを見ての批判だっただろうとは思います。

 暇空茜さんも応訴するようですので、まずは東京地裁による地裁の判断を待ちたいと思います。
引用元:bunshun.jp(引用元へはこちらから)

仁藤夢乃、暇空茜とはどういう人物なのか

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 一般的な事柄はすでにネットで大量に出回っているので、筆者が直接見た両者の人となりに触れておきます。

 仁藤夢乃さんとは、数年前にあまり上位ではない高校や被災地での活動や、私がかつてご一緒していた町内会での相談事でご一緒していたことがあります。非常に明確かつ快活にお話をされるタイプの、女子から信頼される女性リーダーだなと思いました。人を巻き込み信頼を勝ち得るタイプの人物で、良い意味で姉御肌でした。

 他方で、各所で指摘される通り、仁藤夢乃さんはゴリゴリの左翼活動家の側面もお持ちです。報じられている内容もそのもので、沖縄の地元メディアである琉球新報では「沖縄の少女や女性たちが今も性暴力を受け続けているのは基地問題と無関係ではない」として沖縄との連帯を表明するなど、まあそういう人ですよねという受け止め方になってしまいます。

 慈善活動を行うトップが個人で反基地運動に参画すること自体は割と自由であるし、通常ならば仕事をしているはずの平日昼間に辺野古基地の工事反対運動の座り込みをしているのはご愛嬌ではあります。お茶目とでも申しましょうか。

 ただ、仁藤夢乃さんが運営しているColaboのシェアハウスへ性被害などの問題を抱えて避難してきていた少女たちを沖縄に連れて行って、彼女らを「辺野古で抗議行動をする人々と合流」させているとなると、Colaboは慈善事業を装った旧民主党などの支援団体や日本共産党のオルグ活動に近いのではないか、という懸念も持ちます。

 今回のColabo問題に参戦したのは暇空茜さんです。

 奇しくも暇空茜さんとは、彼がかつて勤めていたソーシャルゲーム開発会社gloops社、およびグラニ社で私も仕事でご一緒しておりました。また、グラニ社が後日破綻するにあたり、暇空茜さんが開発の主要メンバーとして引き抜かれた条件が履行されなかったとして6億円ほどの支払いで司法解決を得ています。ゲーム業界では「ゲームの売上に%をつけたインセンティブを与える条件で開発者を引き抜くとろくなことにならない」という貴重な災害の記憶を焼き付けてくれた人物でもあります。

 暇空茜さんはソーシャルゲームにおいてプレイヤーの楽しみを決めるイベントやデータテーブル、ゲームシステム周りを設計する一種のプランナー職であって、一点突破でゲーム性を確保する仕組み作りのプロフェッショナルでした。
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まったく分野の違う二人はなぜ激突したか

 暇空茜さんの対Colabo戦線参戦の原因は、2021年、仁藤夢乃さんが酷評してネットで騒動になった「温泉むすめ」の火付け役として、オタク界隈だけでなく表現の自由を信奉するクラスターが無事炎上したことにあるようです。少なくとも、暇空茜さん本人がそう仰っています。

「温泉むすめ」問題はネット上で大論争になったわけですが、仁藤夢乃さんはこの点について「(温泉むすめのようなイラストは)性差別・性搾取・性犯罪と本当に地続き」と評して、なかなかのカロリーとなって炎上することになりました。表現の自由をフェミニズムの観点から全否定するタイプの議論で、定番の論点とも言えます。

 この問題について、温泉むすめなど表現系への理解を示す暇空茜さんが、ある種の義憤に駆られて仁藤夢乃さんやColaboについて調べてみると、ネットでの風評だけでなくその活動の実態に一定の疑義があるのではないか、と批判的に公表したことで『地獄の門』が開いたことになります。
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 裏を返すと、Twitterのような誰もが見られるSNSであるがゆえに本来出会わなかったはずの二人が運命的な遭遇をし、記者会見とYouTubeで主張と反論をしあい、東京地裁で雌雄を決することとなるわけです。『地獄の門』のこちらと向こうとで両雄が出会ってしまうTwitterって本当に魔境だし、そこにいるやつはだいたいロクでもねえなと思います。
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命運を分けた議員会館での「記者会見」とおろせなくなった拳

 暇空茜さんからTwitterやYouTubeなどでたびたびColaboに対して「貧困ビジネス」、被害女性が逃げ込むシェルターは「タコ部屋」、「生活保護の不正受給」などの発言を繰り返し、批判のトーンを強めていきます。この記事を執筆している12月13日時点において、暇空茜さんが行った開示請求の内容からは、裁判の対象となっている暇空茜さんのいずれの発言も裏付けに乏しく、ネットでの論争でありがちな推定有罪状態となっています。

 他方、この批判を受けるなかで社団・財団法人法128条に基づき一般社団法人に義務付けられていた決算公告(5期分の貸借対照表)をColaboが公表することになったのですが、先に公開していた活動計算書(事業会社における簡易損益計算書)との突合せで一部辻褄が合わないことに加え、多額の内部留保となる現預金(職員雇用積立金を含む)、土地建物の不動産など併せて3億5,000万円ほどの資産形成がなされていたことが発覚。さらに、休眠預金活用事業を財源とするパブリックリソース財団から1億円の助成を受け、被害を受けた若年女性向けのアパート建設を行うという事案も手がけていますが、この物件の価値を査定する限りでは活動計算書や貸借対照表に出ている1億円の価値を認めるのはむつかしいとも言えます。
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 類似団体が毎期歳入と歳出をトントンでやっていることに対して、Colaboだけが資産額を急成長させていたことが分かると、俄然「Colaboは本当に毎期末この金額の現預金を口座に積んでいるのか」という問題に注目が集まります。一般社団法人が、集まった助成金や寄付金、サポーター代金などを、手がける公益事業で使い切れていないことを意味するからです。

 さらに、暇空茜さんの執拗な批判とそれへの賛同の広がりに堪えかねて、Colabo側も潔白を宣言すべく、左翼活動家界隈にはお馴染みの弁護士らが7名居並んで釈明の記者会見を開催することになりました。ここで、正式にColaboは前述「貧困ビジネス」や「タコ部屋」などの批判に対して名誉毀損を提訴することになります。

 さらに、国会質問の論戦についに本件Colabo問題が登場。Colabo側に立憲民主党の岡本あき子さんが質問台に立ち、一方批判側ではNHK党の浜田聡さんが問題点を指摘するなど、話は単なる誹謗中傷とは異なる側面へと波及していきました。


 維新の会の音喜多駿さんもTwitterやブログ、YouTubeで厚生労働省に本件問題のヒヤリングした結果を公表し、さらに東京都の事業所管である福祉保健局にも凸しています。いよいよ面倒に拍車がかかってきました。『地獄の門』からもくもくと黒煙が上がっています。右と左に分かれて玉入れでもやってんのかという塩梅ですが、事実、本当にそういう展開になっているので仕方がありません。

 こうなってしまうと、もはや法廷闘争待ったなしとなり、騒動の拳のおろしどころは少なくとも当事者同士ではなくなってしまいます。
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「凡ミスでした」と認めれば「次からは気をつけろよ」で話が終わっていただろうに

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 本来ならば、東京都からの委託事業に関する経費計算や、交付金など都税を含む公的な資金がColaboに振り込まれている以上は、簿記に基づいてきちんと経費などを適切に仕訳して精算し、東京都に報告しなければなりません。

 しかし、ここで暇空茜さんの情報開示請求に対して都側が中身を類推できる雑な黒塗りで対応したため、そのうちの一部、車両関係費にユニクロやGUなどの服飾費が計上されていることが分かりました。都庁、ちゃんと仕事しろ。また、タイヤ交換についても不適切な支出があったのではないかという疑義があったため、会計が不明朗なのではないかと騒がれることになってしまったのです。

 ここで、Colabo側がおとなしく「凡ミスでした」と再精算と東京都への報告書や計画書の再提出を先に宣言してしまえば、「次からは気をつけろよ」で話が終わっていた可能性が高かったのも事実です。正直、たいした金額ではなく、また、公益事業で、特に企画入札(コンペ入札)において計画予算から実績が2割前後上下することはよくあることですから。
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 実際、都も「(Colaboが都からの委託事業で)お金を出した分の領収書はある」(前出・都職員OB)とのことですが、これは東京都に報告しなければならない支払いの分だけのチェックであって、活動全体での支出や仕訳の適正性を認めているわけではありません。維新都議団からも都庁福祉保健局に質問状が提示され、1月には興味を持った各党から国会で質問主意書も出るでしょうから、まだまだ波乱は残っています。

 にもかかわらず、Colaboは批判に対して記者会見で「Colaboの会計には一切やましいことはありません」と宣言するなど、派手な強硬手段に出て、むしろ話が大きくなってしまいました。ここで、指摘の一部を認めて修正し都庁に計画書を再提出しましたと言って、「テヘペロ」して頭を掻いていれば「次からは気をつけろよ」で終わった話じゃないかと思うんですよね。

 でも、Colabo側はまさかの全ツッパ、全面戦争を選択してしまいました。これは燃えますし黒煙も上がります。一層ごちゃごちゃになる展開が約束されてしまったのです。
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なぜ記者会見で「訴訟します」と言ってしまったのか

 仁藤夢乃さんやColaboの活動に詳しい関係者は、口を揃えて「仁藤さんに悪気はなく、本当に被害女性と向き合う時間を多く取りたいので、煩わしい経理や組織事務についてはほとんど関心を払わなかった」と説明します。たぶん、事実として仁藤夢乃さんは一人でも多く性的被害に遭っている女性に時間を割き、どうにかしてあげたい、助けたいと思っていたのでしょう。

 一方で、問題の火の粉のかかった東京都側は「正直、(記者会見をやることで)面倒な方向に話を持っていったなと頭を抱えた」とも言います。実際、本件は民間のいち社団法人と、暇空茜さんという一般的には知名度のないネットワーカーによる誹謗中傷事案に過ぎず、社会的にそれほど重大な話とはいえません。にもかかわらず、東京新聞や時事通信のようなマスコミから弁護士ドットコムほかネットニュースまで総立ちでこの記者会見を報じることで、俄然注目が集まってしまいました。

 よりによって、Colabo側が記者会見まで開いて公然とオープンリーチで訴訟を起こすと宣言されたのですから、暇空茜さん側も「ならば、裁判費用をクラウドファンディングで集める」と対抗に出てしまいます。いや、私も書いていてColabo側がなぜ冷静になれなかったのかがさっぱり分かりませんが、なぜ記者会見で「訴訟します」とか言ってしまったんでしょう。

 とにかく、暇空茜さんの裁判費用クラファンには5,000万円以上の裁判費用のカンパが集まる(12月13日現在)ことになってしまいました。もしも、記者会見などやらず、2か月後にそっと暇空茜さんの自宅に東京地裁からの訴状が届いていたならば、そのころにはすっかり熱も冷めて100万も集まらなかった可能性はあります。
引用元:bunshun.jp(引用元へはこちらから)

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