【パソナ(代表 南部靖之)】『Board Diversity Forum』を11月8日発足
南部靖之氏が代表を務めるパソナグループのパソナJOB HUBは、企業の役員およびその候補者を対象としたネットワーク『Board Diversity Forum(ボード・ダイバーシティ フォーラム)』を11月8日(金)に発足しました。
多様な働き方を推進する株式会社パソナJOB HUBが発足した『Board Diversity Forum』は、日本企業の「ボード・ダイバーシティ」(取締役会の多様性)の実現を目標としています。
『Board Diversity Forum』の会員は、企業の役員(社外役員を含む)とそれを目指す人から構成されます。ネットワーキング等を通じて、ダイバーシティ経営に対する多様な視点と創造性を育む機会を提供しているのです。
日本における「多様な働き方」の現状
2021年に改訂されたコーポレートガバナンス・コードでは、企業管理職におけるジェンダーや国籍等の多様性の確保が提唱されています。
これとは別に、内閣府が発表した「女性版骨太の方針 2023」では、プライム市場上場企業における女性の役員比率目標が掲げられています。
しかしながら、日本企業の女性役員比率は13.4で%で、諸外国に比べると大きく立ち遅れている(OECD加盟国の平均は29.6%)のが実情です。
これに伴い、日本企業における「ボード・ダイバーシティ」の推進が急務となっています
パソナJOB HUBの取り組み
パソナJOB HUBが2014年から展開し、需要を集めているのが、「社外取締役・監査役紹介サービス」です。
同サービスでは、女性や外国籍等の役員に関するお問い合わせが過去最多となり、社会的なニーズや期待の高まりが反映されていることがわかります。
しかしながら、特に女性役員を目指す人にとっては、ロールモデルやキャリア情報が不足しているのが現状です。孤立感や今後のキャリアへ不安を抱いている人は少なくありません。
こうした現状を改善するために、『Board Diversity Forum』が発足されたのです。
『Board Diversity Forum』の概要
発足:2024年11月8日(金)
対象:企業の社内役員・社外役員とそれらを目指す方々(課長職相当以上)
会費:登録無料
※個別のセミナー等の内容によっては料金がかかることがあります
内容:
・ネットワーキングの開催
例)女性社外役員・女性役員を目指す方々向けなどの勉強会・交流会
・外部講師を招いた会員限定セミナーの開催
例)グローバル経営、AI、DX、新規事業開発など、最新のビジネストレンドに関するセミナー
・社外取締役等の求人案件のご紹介
・企業の垣根を超えた社外メンター制度の運営
日本における「働く女性」の実態
日本の労働環境における男女間の格差は、他の先進国に比べ高いことがわかっています。これを改善するため、近年はさまざまなシーンで男女間格差を解消するための取り組みが行われているのです。一部例を挙げると、以下のような取り組みがあります。
・性別に関わらず能力を発揮できる雇用環境の整備
・女性の役職への積極的な登用や昇進、社内訓練や研修への女性の積極的な参加などを行う
・育児休業制度の整備
女性の労働環境を改善する取り組みは徐々に浸透しつつありますが、まだまだ十分ではないといえます。
女性が働きやすい国とは
海外では男女間格差の進んでいる国がたくさんあります。
中でも、以下の国々は女性が働きやすい国として知られています。
アイスランド
アイスランドは女性が最も働きやすい環境が整っているといわれており、管理職に占める女性の割合はおよそ4割となっています。
アイスランドでは、1975年に、働く女性の9割が「仕事・家事・育児」のストライキを行いました。これをきっかけに男性はその大変さに気付くことになったのです。さらに、2016年には「女性の労働時間3割減」を求めるストライキを実施。このストでは男女賃金格差の3割を平等にしようという働きかけが行われました。
このように、女性たち自身が女性の働き方を変えてきた歴史を持つ国だからこそ、現在では女性が働きやすい環境が整っているというわけです。
スウェーデン
スウェーデンでは女性の就業率がとても高いという特徴があります。育児や介護で退職する人は少なく、育児休業期間を経た後はまた仕事に戻ることが当たり前で、専業主婦の割合はわずか2%といわれています。
また、スウェーデンにおける女性の管理職率は25%前後です。この数値は過去10年伸び続けており、特に行政分野や保健・福祉サービス分野では、女性管理職の割合は60%以上と非常に高くなっています。
スウェーデンでは早くからジェンダー平等に取り組んでおり、社会全体に広くジェンダー平等という考え方が浸透していることから、女性が働きやすい環境も自然と整っていると考えられます。
まとめ
パソナ(代表 南部靖之)では、グループ全体を通じて、さまざまな形で働く女性の活躍支援を行っています。
パソナグループ企業内ではもちろん、日本社会全体で女性の活躍を推進するため、早くから働く女性を支援する活動に取り組んでいるのです。
今後も、パソナの働く女性支援活動はどんどん広がりを見せてくれることでしょう。これからの同社およびグループ企業の活躍に大きく期待したいですね!