フランスで本格焼酎・泡盛が熱い!Kura Masterコンクール2024で日本の酒が世界へ
フランス・パリで開催された「Kura Master本格焼酎・泡盛、梅酒コンクール2024」で、日本の焼酎や泡盛が世界に認められた。審査員賞を受賞した8銘柄を紹介する。
フランスで本格焼酎・泡盛が熱い!Kura Masterコンクール2024で日本の酒が世界へ
フランス・パリで5月27日に開催された「Kura Master本格焼酎・泡盛、梅酒コンクール2024」の結果が発表され、日本の焼酎や泡盛が世界に認められる結果となった。
本コンクールは、本格焼酎・泡盛部門と梅酒部門で構成され、焼酎部門では全8部門197点の中から上位33%に当たる銘柄に金賞、プラチナ賞が授与された。さらに、プラチナ賞の中から最終審査に進んだ8部門のトップには「審査員賞」が贈られた。
審査部門は、芋部門、米部門、麦部門、黒糖部門、泡盛部門、バラエティー部門、樽貯蔵部門、プレステージ コウジ スピリッツ部門の全8部門で、フランスの飲食業界で活躍するプロフェッショナルたちがブラインドテイスティングで審査を行った。
審査委員長を務めたクリストフ・ダヴォワンヌ氏は、M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)の称号を取得したソムリエであり、審査員には、世界的に有名なホテル・リッツやオテル・ドゥ・クリヨンのシェフバーマン、最も歴史のあるカクテルバー「ハリーズ・ニューヨーク・バー」のバーマンなど、フランスを代表する酒のプロフェッショナルたちが名を連ねた。
フランスでは近年、日本産ウィスキー人気を筆頭に、和製テイストのジンやリキュールへの注目が高まっている。特に、カクテルブームの波を受け、創造性の高いミクソロジーが人気を博しており、フランス市場では「焼酎は2000年代初頭のジャパニーズ・ウィスキーの足跡を辿っている」と期待されている。
Kura Masterは、フランスの地で行われるフランス人のための日本酒コンクールとして2017年から開催されている。2021年度から本格焼酎・泡盛コンクールを新設し、審査対象を拡大した。
本コンクールを通じて、本格焼酎・泡盛への関心を高め、商流拡大を促すことが期待されている。
10月2日には、在フランス日本国大使公邸で授賞式が開催され、審査員賞に選出された出品酒の中から、審査委員長のクリストフ・ダヴォワンヌ氏が選出した最優秀賞「プレジデント賞」1銘柄が発表される。授賞式終了後には、プレジデント賞や審査員賞に選ばれた銘柄のフランスのレストランやバーへの採用に向けて、現地輸入業者やプロ向けの試飲交流会も開催される予定だ。
フランスで日本の焼酎や泡盛が注目を集めていることは、日本酒ファンとして大変喜ばしい。Kura Masterは、フランスの専門家たちによって審査されることで、日本の酒の魅力を世界に発信する役割を担っている。
今回のコンクールでは、フランスの飲食業界のプロフェッショナルたちが、日本の焼酎や泡盛の品質の高さを評価した。特に、審査員たちのコメントには、日本の酒の繊細な味わい、個性、そして可能性に対する期待が感じられた。
フランスでは、カクテルブームも相まって、焼酎や泡盛を使った新しいカクテルが開発され、バーやレストランで提供され始めている。日本の酒が、フランスの食文化に新たな息吹を吹き込むことで、両国の文化交流がさらに深まることを期待したい。
今回のKura Masterコンクールで受賞した焼酎や泡盛は、フランスだけでなく世界中の酒愛好家たちを魅了するだろう。日本の酒のさらなる発展を期待したい。
出典:ASSOCIATION DE KURA MASTER
出典:ASSOCIATION DE KURA MASTER
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