2024年7月19日、世界中のWindows PCで一斉にブルースクリーンエラーが発生し、多くのユーザーに混乱を引き起こしています。この現象はすべてのWindows PCで起こっているわけではありませんが、多くのユーザーが影響を受けている模様です。

このブルースクリーンエラーの原因として、セキュリティソフト「クラウドストライク」に関連する問題が浮上しています。具体的には、クラウドストライクのソフトウェアが導入されているPCで「csagent.sys」というエラーが発生し、システムが強制シャットダウンを起こすといった事象が報告されています。これにより、PCが起動しなくなる事態が続出しています。

ツイッター上では、この問題に対するさまざまな反応が寄せられています。「Windowsのブルースクリーン問題、共通して報告されているのが『csagent.sys』のエラー。これは『CrowdStrike：クラウドストライク』というセキュリティソフトに絡むものらしく、これを使ってる会社・個人のPCが続々と落ちてるみたいですね。不具合を含むアプデを配信しちゃったのでしょうね」との投稿があり、クラウドストライクのソフトウェアに起因する可能性が示唆されています。

また、別のツイートでは「windowsのブルースクリーン問題ですが、ブルースクリーンを写真でアップしてる人の画面を見るとみんなcsagent.sysで問題起こってますね。クラウドストライク狙われた？」といった声もあり、csagent.sysファイルに問題が集中していることが強調されています。さらに「全世界でWindowsブルースクリーン発生中らしいけど、普通に書いてある文字読めばわかることで、会社とかのクラウドストライク導入してるPC限定で起きてる現象。個人PCは特に心配する必要ないかも」との意見も見られ、影響が主に企業のPCに限定されている可能性が示唆されています。

ユーザーからは「クラウドストライクが入ってると死ぬのか」という驚きの声や、「ブルスク祭りはクラウドストライクが関係してるのね。弊社大丈夫かな」という心配の声も上がっています。クラウドストライクを導入していないユーザーからは「クラウドストライクつかってねーから今のところうちのは大丈夫そうかな」との安心のコメントも見受けられます。

一方で、「クラウドストライクが原因との噂…今年導入したばっかよ…」という投稿や、「クラウドストライクってクラウド・ストライフみたいね。」というユーモアを交えた反応もあり、様々な意見が飛び交っています。これらのツイートからは、クラウドストライクの不具合が広範囲にわたる影響を与えていることが伺えます。

現時点では、影響を受けたユーザーが自己責任で試みる対処法も共有されています。「Windowsのブルースクリーンの一時的対処法として、対象ファイルを別名に変更することを提案します。コマンド『Rename-Item -Path "c:\windows\system32\drivers\crowdstrike" -NewName "crowdstrike.bak"』を実行することでセーフモードで起動可能になります。その後バックアップしたり、クラウドストライクをアンインストールすることで直る可能性があります」との投稿が見られました。

また、「どうしても急ぎの人はc:\windows\system32\drivers\crowdstrikeの名前を別の名前に変更することでセーフモードで起動できる模様。ただし、再起動を繰り返すことがあるため、コマンドが実行できない人も多そうです」との情報も共有されています。これに対して、「これは怖い」といった反応もあり、問題の深刻さが伝わってきます。

技術的な背景については、「昔からWindowsにブルースクリーンは付き物ですが、PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREAのエラーは珍しいです。これはドライバ関連の問題で、通常のプログラムでは発生しません」との説明がありました。

影響を受けたユーザーからは、「今ブルースクリーンになったところです💦」や「会社のパソコンが連続でブルースクリーンになったため、PC交換のために出社しなければならず嫌だ」といった声も上がっています。さらには、「クラウドストライク導入しているパソコンが軒並み障害でイカれているらしく、出社しているSEは皆障害対応に駆り出された」と職場での影響も報告されています。

他のユーザーからは、「クラウドストライクが原因なら、職場のPCも大丈夫そうか」といった楽観的な声や、「落ちている原因がクラウドストライクだとしても、状況が判明するまでは対応が必要かもわからない」と慎重な意見も見られます。