奈良 蔦屋書店では、2024年7月20日(土)から9月1日(日)まで、海の生き物をテーマにした「いきものと生きる-海のきらめき展2024-」を開催いたします。

本展では、海の波の音や生き物たちの息遣いが聞こえてくるような作品を通して、少し遠い海に想いを馳せたり、海の生き物たちの生命のきらめきを感じていただけます。

参加するのは、刺繍作家の岩瀬亜里紗さん、海の生き物モチーフの雑貨作家「海のいきもの雑貨 かめこあーと」、サカナに特化した小さな本屋「SAKANA BOOKS」、イラストレーターのなかむらゆうこさん、レトロな雰囲気の生き物グッズやイラストを制作する「ネコザメ堂」、海産無脊椎動物の増殖・形態を研究する「ヤドカリの国」、はんこ作家「POLKA BANBI」KYOKO SAWAさんの7組。

岩瀬亜里紗さんは、魚や建物をモチーフにした刺繍作品を制作されています。コンセプトは「自分の欲しいもの」。色にこだわって作った魚のブローチや一色刺繍で表現するクラゲのブラウスやバックなどが代表作です。

「海のいきもの雑貨 かめこあーと」は、元水族館飼育員で、魚類学を学んでいたという経歴を持つ作家です。魚を中心に海の生き物をモチーフにした雑貨を制作・販売しており、主にプラバン、レジン、粘土を使用しています。奇抜な模様の魚やおもしろい形の魚が特に好きで、その容姿からヒントを得て作品にしています。

「SAKANA BOOKS」は、サカナに特化した小さな本屋です。オフィスの一角、資料館の入り口というユニークな場所にあり、サカナをはじめとした水生生物や、それらがすむ自然環境に関する書籍を販売しています。図鑑や生態を紹介する本はもちろん、サカナが登場する絵本や文芸、新書、ZINEやリトルプレス、さらには缶詰などの水産加工品や雑貨まで幅広く取り扱っています。

なかむらゆうこさんは、自然の風や光、その中にいる「子ども」や「動物」を題材に、どこか懐かしかったりほっとしたり、ちょっと切なくなったりするような作品を描いています。

「ネコザメ堂」は、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業の作家です。パッケージデザイナーを経て、現在は「ネコザメ堂」を屋号に活動しています。レトロな雰囲気の生き物グッズや、イラストを制作しています。

「ヤドカリの国」は、東京海洋大学卒の作家で、海産無脊椎動物の増殖・形態を研究しています。磯遊びや素潜りでの生物撮影、書籍の出版、グッズ制作など幅広く活動しています。

「POLKA BANBI」KYOKO SAWAさんは、はんこ作家です。今回は初となる『ペンギン』をモチーフにした『ラバースタンプ』を販売します。お手紙や手帳など、色々なシーンで使えるはんこです。

本展では、これらの作家たちの個性豊かな作品を通して、海の生き物の魅力や生命のきらめきを感じることができます。ぜひ、この機会に奈良 蔦屋書店へ足を運んでみてください。

「いきものと生きる-海のきらめき展2024-」は、海の生き物をテーマにした多岐にわたる作品が集まる展覧会です。刺繍、雑貨、書籍、イラスト、はんこなど、様々なジャンルの作品を通して、海の生き物の魅力や生命のきらめきを感じることができました。

特に印象的だったのは、岩瀬亜里紗さんの刺繍作品です。繊細な刺繍で表現された魚やクラゲは、まるで生きているかのようでした。また、元水族館飼育員である「海のいきもの雑貨 かめこあーと」の作品は、生き物への深い愛情を感じました。奇抜な模様の魚やおもしろい形の魚は、見ているだけで楽しくなります。

「SAKANA BOOKS」では、サカナに関する様々な書籍やグッズが販売されており、サカナの世界の奥深さを改めて感じました。なかむらゆうこさんのイラストは、どこか懐かしく優しい雰囲気で、心が温まりました。

「ネコザメ堂」のレトロな雰囲気の生き物グッズは、可愛らしさと懐かしさを感じさせてくれました。また、「ヤドカリの国」の作品は、海産無脊椎動物への深い理解と愛情を感じました。

「POLKA BANBI」KYOKO SAWAさんのペンギンモチーフのラバースタンプは、可愛くて実用的で、ついつい買ってしまいました。

本展は、海の生き物に対する興味関心を高め、海の環境問題について考えるきっかけを与えてくれる展覧会でした。海の生き物たちの美しさ、不思議さ、そして大切さを改めて感じることができ、とても有意義な時間でした。