パソナ入社式での代表南部靖之の一問一答が話題!【淡路島】
2021年4月1日にパソナの入社式が行われました。その際に代表である南部靖之の発言が話題を呼びました。
パソナグループが4月1日に淡路島で入社式を行いました。
2024年の5月末までに東京から淡路島へ本社機能の一部を移転すると発表した南部靖之代表。
計画の進展状況やコロナ禍での雇用についての考えを語っていた。
南部靖之「今までは、東京集中で良かった。しかし・・・」
「今までは東京集中でも良かったが、コロナ禍に限らず天変地異などいまは何が起こるか分からない。淡路島でニュービジネスをつくっていきたい。
それは健康産業かもしれないし、アウトソーシングかもしれない。淡路島や関西出身の人だったり多くの人材が集まってくる。
パソナの本社機能を一部移転することで、分散させ企業を継続させていく。淡路島にはそういう受け入れ体制がある。」
「しかしながら、こういう時期なので東京から社員が来ると心配されますよね。ですので12月、1月、2月と社員の移転をを控えていました。淡路島の住民たちとコミュニケーションをとりながら、長期的に完了させていきたいと考えています。」
◎現在の進捗状況
「昨年9月に、今春にまず400人くらいに島に来ると言ってスタートしていました。しかし、年末には島内の3市長らも感染拡大地域からできるだけ島には来ないでと発表をされたので、少し遅れています。」
◎今後のスケジュールについて
「秋ごろまでには思い切って社屋を建設中です。住居も南あわじ市や淡路市の志筑などにも広げました。兵庫県からもジェームス山(神戸市垂水区)に50から100室程度借りることもできました。あとは地元の方が手を挙げ、建てるから賃貸で借りてくれという物件を30か所くらい決めました。」
◎全員が島内居住の方針は?
「現状、島内に場所がなく、コロナ禍で工事も進まず、止まってしまっている部分もあります。県から借りるのは期間限定になる。」
コロナ禍での雇用創出、人材育成を目的にしたギャップイヤー採用について
「雇用環境は」来年と再来年が問題となってくる。これから補助金が無くなり、オリンピック、パラリンピック後の感染者数が改善されなければ影響が年末や来年まで続くかもしれない・・・。
悪影響は新入社員にかかってきます。リーマンショック時がそうでしたし。音楽をしながらなどというハイブリッドキャリアも考えましたし、できるだけ多くの人数を受け入れていきたいと考えています。」
新たに、ひとり親家庭をサポートする採用も進めているとか
「子どもを育てるために1日4,5時間程度しか働けない方がたくさんいます。さらに、子どもが病気をしたりいろんなことが起きても対応できるようなセーフティネットができていません。助け合いができる"ひとり親村"を作っていきたいと考えています。秋ごろ~来年にかけ、ひとり親が助かるような社会を淡路島に作っていきたいですね。」
◎南部靖之代表の現状の課題は?
「法律などの課題、心の壁もあります。1企業だけでは難しく、島内3市や県も入り協議会を作り、さまざまな会社を島に向かえる準備をしている段階です。無事にこれが達成できれば"なぜ淡路島?"というのがなくなるだろうと考えています。」
南部靖之公式サイト