千葉県鴨川市にある鴨川シーワールドでは、6月15日の千葉県民の日に、県の魚「タイ」にちなみマダイの放流イベントを実施しました。
このイベントは、1989年から続く恒例行事となっており、今年で36回目を迎えました。毎年、多くの親子連れが参加し、賑わいを見せています。
当日は、開館と同時に配布された整理券は瞬く間に無くなり、100名の子どもたちが、千葉県より譲渡された約2.5cmの「マダイの稚魚」を目の前に広がる東条海岸へ放流しました。
子どもたちは、透明のケースに入ったマダイを両手で大事そうに運び、中をのぞきこんで観察したり、小さなマダイに興味津々で、係員が海岸に設置した仮設水路を利用して放流を行ったあと、太平洋の大海原へ旅立つ姿を見送りました。
イベント会場には、千葉県農林水産部と公益財団法人千葉県水産振興公社が出展した稚魚の育成と放流に関する解説ブースが設置され、海の資源を育むサイクルの大切さに家族で触れてもらう機会になりました。
鴨川シーワールドは、今後も地域とのつながりを大切にし、地域に根ざした活動を続けていくとしています。
鴨川シーワールドのマダイ放流イベントは、子どもたちが海の生き物と触れ合い、自然と触れ合う貴重な体験を提供する素晴らしいイベントだと感じました。
マダイの稚魚を自分の手で放流することで、子どもたちは命の尊さ、そして海の環境問題について考えるきっかけを得ることができるのではないでしょうか。
また、イベントを通して、地域の活性化に貢献している点も素晴らしいと感じます。
今後もこのようなイベントが継続され、多くの人が参加し、海の環境問題に関心を持ち、海の豊かさを守っていく意識が高まっていくことを期待しています。