金沢市大野町は、400年以上前から醤油の醸造が盛んな地域として知られており、近年では「発酵食のまち 金沢大野」として注目されています。
老舗醤油メーカーである株式会社ヤマト醤油味噌は、この地で1911年から醤油や味噌、甘酒などを製造しており、近年では発酵食品の文化発信にも力を入れています。
同社は、本社醸造所を「ヤマト・糀パーク」として公開し、糀を使った料理教室や味噌作り教室などを開催してきました。
そして2024年6月23日、この「ヤマト・糀パーク」内に、日本初の「糀バーガーとどぶろくを楽しめる発酵酒場」となる「金沢天晴 山藤濁酒研究所」がオープンしました。
この発酵酒場では、ヤマト醤油味噌が独自に開発した「レモン塩糀」や「燻製醤油糀」を使ったオリジナルの糀バーガーを提供。
「レモン塩糀」は、国産レモンを皮ごと塩糀に漬け込んだもので、ほどよい酸味と甘み、かすかな苦味が魚介の味を引き立てます。「燻製醤油糀」は、糀を醤油に漬け込んだ後に燻製することで、醤油の旨みにやさしい甘みと燻製の香りが加わり、肉料理に最適なソースとなっています。
糀バーガーには、サーモンフライやプルドポークなど、さまざまな具材が用意されています。
また、どぶろくは、甘にごりや酸にごりなど、さまざまな種類が用意されており、糀バーガーと一緒に楽しむことができます。
さらに、発酵酒場では、ノンアルコールの玄米甘酒や糀レモネードも提供しており、アルコールが苦手な方でも安心して楽しむことができます。
「金沢天晴 山藤濁酒研究所」は、日本の発酵食文化を体験できる新しいスポットとして、注目を集めています。
「金沢天晴 山藤濁酒研究所」は、単なる飲食店ではなく、日本の発酵食文化を体験できる施設として、非常に魅力的です。
糀バーガーとどぶろくという、一見すると奇抜な組み合わせですが、実際に食べてみると、その美味しさに驚かされます。
特に、レモン塩糀を使ったサーモンフライの糀バーガーは、爽やかな酸味と甘みが食欲をそそり、どぶろくとの相性も抜群です。
また、燻製醤油糀を使ったプルドポークの糀バーガーは、濃厚な旨みと燻製の香りが食欲をそそり、どぶろくの甘みとの組み合わせも絶妙です。
発酵酒場では、どぶろくの飲み比べや、糀を使った料理教室なども開催されているので、発酵食に興味がある方はぜひ訪れてみてください。
「金沢天晴 山藤濁酒研究所」は、日本の発酵食文化を世界に発信する拠点として、今後ますます注目を集めていくでしょう。