最高賞金100万円!「まきチャレ2024」スタートアップ募集開始!
静岡県牧之原市が主催する「まきチャレ2024」は、地域産業とのコラボレーションによるビジネスプランを募るスタートアップ向けのコンテスト。最高賞金100万円を目指し、全国・全世界のスタートアップから熱い挑戦が期待される。
最高賞金100万円!「まきチャレ2024」スタートアップ募集開始!
静岡県牧之原市が主催する「第3回牧之原市チャレンジビジネスコンテスト」(愛称:まきチャレ2024)が、本日エントリー受付を開始しました。
「まきチャレ」は、地域産業と連携したビジネスプランを国内外のスタートアップから募集するユニークなピッチイベントです。
最高賞金100万円という魅力的な賞金に加え、協業プランが採用されることで、スタートアップにとって事業の成長を具体的に促進する機会となっています。
2022年に開催された第1回まきチャレには、海外10社を含む91社が応募し、2023年の第2回まきチャレ2023には海外25社を含む133社の応募がありました。
昨年の大賞を受賞したのは、福岡県の株式会社ParaLuxで、茶畑ウエディングやサーフィンウエディングなど、地域の資源を活用したユニークなウエディング事業を展開しています。同社は、世界中からカップルを集める一大ウエディングタウン化を目指し、来月には牧之原市に新会社を設立する予定です。
準大賞を受賞したオーストラリアのContract Manufacturing Professionals Pty Ltdは、食品の有効成分抽出による健康増進サプリメント開発事業を行っており、牧之原市の特産品であるお茶を使用した健康食品・化粧品の開発を検討しています。
「まきチャレ」では、地域活性化に貢献する様々なビジネスプランが提案されており、国内外から注目を集めています。
例えば、ペット可のお店検索ができるアプリ「ぐるわん」を提供する株式会社spread withは、「牧之原市を全国No.1のペットフレンドリーな街に」という目標を掲げ、ペット共生タウン化事業を推進しています。また、タイのバイオカンパニーであるRegene Bio Pte. Ltd. (MUU)は、牛乳と同一成分の美味しいミルクを「牛なし」で精製する事業を展開し、地域への進出を図っています。
さらに、スタートアップ支援機能が付帯したシェアオフィス「まきのはらインキュベーションセンター」が2023年9月にオープンし、進出企業の受け皿となっています。
牧之原市は人口4万3千人の小さな市ですが、荒茶の生産量で全国第1位を競うお茶をはじめとする農業、スズキの主力工場など自動車関連工場が多く、工業出荷高は1兆円に上ります。
サーフィン公式競技ができる日本初の大型ウェイブプール「静波SURF STADIUM」を擁する静波海岸、日本一の規模を誇る大茶園が広がる牧之原台地、静岡県で唯一の空港である富士山静岡空港があり、全国・世界に開かれた街です。
「まきチャレ2024」は、昨年同様、市内企業との協業を中心に、地域の産業や観光とのコラボレーションによって自らの事業を発展させるビジネスプランを募集します。
応募期間は7月31日(水)まで。詳細については特設ウェブサイトをご確認ください。
「まきチャレ2024」は、地域活性化とスタートアップの成長を両立させる、非常に興味深い取り組みです。
最高賞金100万円という魅力的なインセンティブに加え、地域企業との協業や「まきのはらインキュベーションセンター」の利用補助など、スタートアップにとって非常に魅力的な支援体制が整っている点は注目すべきです。
地方創生において、スタートアップの参入は非常に重要な役割を担います。地域資源を活用した新しいビジネスモデルを生み出し、雇用創出や地域経済の活性化に貢献できる可能性を秘めているからです。
「まきチャレ2024」は、スタートアップにとって地域に根ざした事業を展開する絶好の機会となります。
全国・全世界のスタートアップが、牧之原市という舞台で、革新的なアイデアと熱い想いを持ち寄り、地域社会に貢献できるビジネスを創出することを期待しています。
また、地域企業にとっても、新たな技術やアイデアを取り入れ、事業の革新や成長を加速させるチャンスとなるでしょう。
「まきチャレ2024」を通じて、スタートアップと地域企業が連携し、共に発展していく未来を期待しています。