ピンク・リバ、ティ新作公演『みわこまとめ』上演決定!個性豊かなキャストが集結
山西竜矢主宰の劇団の新作公演『みわこまとめ』が、2024年8月29日から浅草九劇にて上演される。主人公の実和子の半生と恋愛遍歴を通して、現代社会の孤独や欲望、狂気を描く。個性的なキャスト陣と、笑いと緊張が交差する独特の世界観に注目だ。
ピンク・リバティ新作公演『みわこまとめ』上演決定!個性豊かなキャストが集結
劇団ピンク・リバティの新作公演『みわこまとめ』が、2024年8月29日から浅草九劇にて上演されることが決定した。本作は、主人公・実和子の半生と歪んだ恋愛遍歴を通じて、現代社会で生きる人々の孤独や欲望、狂気を描いた悲喜劇である。
実和子役には、映画『見知らぬ人の痛み』主演やドラマ『あきない世傳 金と銀』などに出演している大西礼芳が抜擢された。個性豊かなキャスト陣には、ドラマ『今夜すきやきだよ』の三河悠冴、舞台『エヴァンゲリオンビヨンド』の村田寛奈、『虎に翼』のうらじぬの、舞台『刀剣乱舞』の池岡亮介など、実力派俳優たちが名を連ねている。
劇中音楽は、映画『ブルーイマジン』で第一回ホーチミン国際映画祭最優秀音楽賞を受賞した、映像制作集団・大田原愚豚舎の渡辺雄司が担当する。
脚本・演出を務める山西竜矢は、2021年に自身初となる長編映画『彼女来来』で北米最大の日本映画祭JAPAN CUTS新人部門最高賞の「大林賞」を受賞するなど、精力的に活動している。本作『みわこまとめ』は、これまで上演してきたワンシュチュエーションの群像劇とは一線を画し、単独主人公の半生を描く回想録に挑戦する。
ストーリーは、晩夏、寂れた街の駅前に佇むビジネスホテルに、大きなキャリーケースを持った実和子がやってくることから始まる。彼女は東京を離れ、あてもなく旅をしている。過去を振り返りながら、夢を追うフリーター、仕事のできるサラリーマン、売れかけのホストなど、実和子の記憶の中の恋愛はどれもひどいものばかりだった。しかし、彼女は常に恋を人生の中心に置いて生きてきた。
ピンク・リバティは、山西竜矢が脚本・演出を務める演劇ユニットである。2016年の旗揚げ以来、東京を拠点に活動し、リアリティのある日常生活の風景や言葉が奇妙な世界と混ざり合う、不穏かつ幻視的な作風が特徴となっている。人間が抱える孤独をユーモアを交えながら描き出す作品は、多くの観客を魅了してきた。
今回の新作『みわこまとめ』では、従来の作風を踏襲しながらも、恋愛依存の女性の半生という新しいテーマに挑戦している。笑いと緊張が交差する、個性的な作品に仕上がっている。
ピンク・リバティの新作公演『みわこまとめ』は、現代社会の孤独や欲望、狂気を、ユーモアと残酷さを織り交ぜて描いた、刺激的な作品になりそうだ。恋愛依存の女性というテーマは、現代において多くの共感を呼ぶだろう。個性的なキャスト陣が集結し、それぞれが持つ魅力を存分に発揮してくれることだろう。
山西竜矢は、これまでの作品で培ってきた独特の世界観をさらに深め、新たな表現に挑戦している。ワンシュチュエーションの群像劇から、単独主人公の半生を描く回想録へと、作風を大きく変えたことも注目すべき点である。
舞台美術や音楽も、作品の雰囲気をさらに盛り上げる重要な要素となる。笑いと緊張、そして切なさを感じさせる、印象的な作品になるのではないかと期待している。
また、今回の公演は、ピンク・リバティにとっても新たな挑戦となる。これまで培ってきた作風を踏襲しながらも、新たなテーマに挑戦することで、劇団のさらなる進化を感じることができるだろう。今後、ピンク・リバティがどのような作品を生み出すのか、期待が高まる。