1895年創業の老舗酒蔵「水口酒造」(愛媛県松山市道後喜多町)は、世界的に権威のある酒類コンテスト「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」の2024年大会にて、2つの賞を受賞しました。
「仁喜多津 純米吟醸酒 さくらひめ酵母」が純米吟醸酒部門でゴールドメダルを獲得。愛媛県産のデルフィニウム「さくらひめ」の花から抽出した酵母を用いた、華やかな香りとジューシーな味わいが特徴のお酒です。クリームシチューや肉料理など、こってりとした料理にもよく合います。
もう一つの受賞作は、「仁喜多津 純米大吟醸酒 無濾過原酒 袋吊り斗瓶囲い」で、純米大吟醸酒部門でシルバーメダルを受賞しました。厳選された山田錦を35%まで磨き上げ、丁寧に醸造された、華やかな香りと繊細な味わいが特徴です。
水口酒造は、道後温泉本館とともに歩む松山・道後地区唯一の造り酒屋として、道後観光の思い出作りに貢献しています。全国新酒鑑評会で7度の金賞受賞など、数々の賞に輝いており、その品質の高さが世界で認められました。
今回の受賞は、水口酒造の技術力と品質の高さを改めて証明するものであり、今後のさらなる発展が期待されます。
水口酒造の受賞は、愛媛県だけでなく、日本の日本酒業界全体にとって大きな喜びです。特に「仁喜多津 純米吟醸酒 さくらひめ酵母」は、地元愛媛の素材を活かした、新しいタイプの日本酒として注目されています。世界的な評価を得たことで、今後さらに多くの人に愛されるお酒になっていくでしょう。
水口酒造は、伝統を守りながらも、常に新しい挑戦を続けている酒蔵です。今回の受賞を機に、さらなる飛躍を期待するとともに、これからも日本の日本酒文化の発展に貢献していくことを願っています。