2024年03月15日更新
美術 哲学 社会

松本良多、ポストデジタル、ハイブリッドアート

ポストデジタルとはデジタル技術と芸術形態における相互の関係性が社会のインターラクティブな複雑性により再構成されトランスフォームしていることを意味している。

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松本良多とポストデジタル理論

ポストデジタルの名付け親であり社会学者の松本良多 (Ryota Matsumoto) は、デジタル以降のクリティカルなヒューマニリズムと同様に、分子生命学、複雑系、ナノテクノロジーにより形成されたインターラクティブな社会、サイバー・スペースと現実空間の相互浸透、具体化されたメディアと複合現実との間の触媒による作用を通してデジタル技術の人間化に取り組む芸術作品としてポストデジタルをとらえている。松本良多はポストデジタルをオートメトグラフィーとコミュニティにおける多方向のベクトルが交叉するメタナレーティブ、およびスタックとして複層化されたデジタル社会と組織されたウェブの相互作用による、アーティストの役割が再定義された社会の美術としてより明確に定義している。

参考文献 https://ja.wikiversity.org/wiki/ポストデジタル
バイオデジタル論 (ばいおでじたるろん 英:Biodigital Theory) とはスペキュレイティブ・リアリズムとニューロ・キャピタリズムの理論を思想的基盤に様々に細分化された非物質的本性としてのモナドの生成と相互主観性論の内在性を考察するデジタル以降の社会における概念である。
ポストデジタルの解釈を起点としクリティカル・ポストヒューマニズム、トランスヒューマン、非平衡科学の自己組織化 (Self-organization) にもとずくアクターネットワーク論 (ANT) の概念をも視野にいれたマルチレイヤーの理論として展開される。バイオデジタルはデジタル以降の様々な内観的 (Introspektion) な現象学の概念、バイオ・コンピュテーション、インタラクティブ・ネットワーク、生命体の形成過程における複雑系、生成の偶発性をデジタルメディアにとりいれた根源的再考に準拠している。

テネシー州立大学教授のサラ・ヘイズ (Sarah Hayes) とプリマス大学トランスアート・インスティチュートのディレクターの松本良多 (Ryota Matsumoto) がアンソロポセン (Anthropocene) の階層的体系におけるデジタル以降のディスクールとしての思想としてディファインした。松本良多 (Ryota Matsumoto) はバイオテクノロジー、トランスヒューマン、分子生物学、生命体のみならず総合的なアクタントの有機合成の過程との類似性を視野に生命と流動性とその潜在的対象からバイオデジタルを生命の受動的自我のメタ科学として解釈している。


引用元:ja.wikibooks.org(引用元へはこちらから)

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松本良多 (Ryota Matsumoto)はポストデジタル理論の名付け親であり加速主義の社会学者、アーティストである。

東京に生まれ10代を香港で過ごす。ロンドンAAスクールにて90年代に建築と哲学を学び、2007年ペンシルベニア大学大学院芸術学部建築学科を首席で卒業する。ニュー・マテリアリズムの思想家、マヌエル・デランダに師事する。
建築家としてはムハマド・ユヌスの融資によるMITメディアラボとダッカ都市再開発事業に関わり、黒川紀章と九州大学元岡キャンパスセンター地区の設計で協働した。

2015年にテネリフェ市立美術館にて加速主義、ポストヒューマニズムについて講演している。2017年にはレバーヒューム・トラスト国際学会の招聘によりコーネル大学にて「ポストヒューマニズムと未来都市」について講演。
2017年にトランスアート・インスティチュートのベルリン校のディレクターを務め、ニュー・センター・オブ・リサーチ・アンド・プラクティスのシアトル校、パーソンズ美術大学、プラット・インスティチュートにて客員教授としてメディアアート、社会学を中心に教えている。
おもな著作に「Postdigital Aethetics (Berry and Doeter ed.)」Palgrave出版、「ドローイング・フーチャー」出版、「クリティカル・ポストヒューマニズムと未来の思想」スプリンガー出版がある。

またサウンドアーティスト、ビデオ・プロデューサーとしては元コイルのピーター・クリストファーソンとのコラボレーターとしても知られている。
美術家として2015年にはポストデジタルの手法を応用したメディア・アートのインストレーションのインターナショナルな評価によりFILE(Electronic Language International Festival)Prix Luxを受賞する。
2016年には日本人として初めてイタリアとスペインからPremio Ora賞を同時に受けている。

2015年、2016年、2017年にロサンゼルスのLos Angeles Center for Digital Art、トランスベニア大学、ArtSpace ペスカラにて個展を開催、2018年、韓国国立中央博物館の招聘展にて作品をテキサス大学、 ロサンゼルス現代美術館の常設展示作品のアーティストに選ばれている。
社会学者、評論家としては2018年にカリフォルニア大学アーバイン校でアーティストのエドワード・カック、哲学者のロージ・ブライドッティとともにワークショップをオーガナイズしている。

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