大きな研究成果を上げ、将来を期待されていたにもかかわらず、多くの大学に就職を断られて追い詰められた女性が、43歳で自ら命を絶った。
「家族と安定がほしい」心を病み、女性研究者は力尽きた
日本仏教を研究してきた西村玲(りょう)さんは、2016年2月に亡くなった。
実家で両親と暮らしながら研究に打ち込み、成果をまとめた初の著書が評価されて、
09年度に若手研究者が対象の賞を相次いで受賞。
恩師は「ほとんど独壇場と言ってよい成果を続々と挙げていた」と振り返る。
だが、特別研究員の任期は3年間。その後は経済的に苦しい日が続いた。
衣食住は両親が頼り。研究費は非常勤講師やアルバイトでまかなった。
研究職に就こうと20以上の大学に応募したが、返事はいつも「貴意に添えず」だった。
読まれた形跡のない応募書類が返ってきたこともあった。
安定した職がないまま、両親は老いていく。
14年、苦境から抜け出そうと、ネットで知り合った男性との結婚を決めた。
だが同居生活はすぐに破綻。自らを責めて心を病んだ。離婚届を提出したその日に自死した。
父(81)は、「今日の大学が求めているのは知性ではなく、使いやすい労働力。玲はそのことを認識していた」と語る。
90年代に国が進めた「大学院重点化」で、大学院生は急増した。
ただ、大学教員のポストは増えず、文科系学問の研究者はとりわけ厳しい立場に置かれている。
首都圏大学非常勤講師組合の幹部は「博士課程まで進んでしまうと、破滅の道。人材がドブに捨てられている」と語る。
引用元:www.asahi.com(引用元へはこちらから)
ポスドクの給与が安いのか、需要と供給で安い給与でもオファーを受けざるを得ない環境だからなのか。AI人材などが高給なのも需要と供給なのか?年収という意味で考えると稼げる企業で求められている人材というのが重要なのか?
— bio_vc (@vc_biotech) Apr 10, 2019
・西村玲氏はきちんと評価された単著がある⇒すばらしい
— 西川秀和 (@Poeta_Laureatus) Apr 10, 2019
・単著が一冊もない専任教員・・・⇒分野によって差はあるけど???
・紀要論文が数本で専任教員・・・⇒分野によって差はあるけど???
・読まれた形跡のない応募書類⇒出来レース
昨年の事件もそうだが、同じ年齢の研究者西村玲さんが亡くなっていたことを知る。
— senshu@KMI (@yoshisen) Apr 10, 2019
当方の勤務する高専(特に文系)は十分に研究のできないポストであり、研究者としての道を絶たれたように感じる。自分が今の職場で働けることは偶然だが、それが良いことなのか未だにわからない。(続)
西村玲氏の女性研究者としての日記の内容に、もう言葉が見つからない程切ない。
— taichuko (@taichuko) Apr 10, 2019
「2015・11・6
大学に職がなく、安定を求めて結婚したら、相手が統合失調症で、自分が病気になりかけて、離婚を決めたけれど、応じてくれない。安定に目がくらんだことを認めつつ、認められない。……」
「女が死なないと社会問題にならない」って言ってる人がいるけど、少なくともこの問題に火をつけたのは九大の男性ポスドクだから…
— にゃ(かがわ) (@nyakagawa_r) Apr 10, 2019
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西村玲(りょう)さん可哀想。
— 島バラスレイヤーていざつ 卍真の作画オタク卍 退廃編 (@teihenzatudan) Apr 10, 2019
大学が多すぎると言われるこの時代に、何故優秀なポスドクが教授になれないのかを問うべき。大学院制度にも、教授職着任基準にも問題は多く存在する。
— 犬福 (@inufuku765705nd) Apr 10, 2019
@ebosikariginu ポスドク問題も
— 山中崇 (@YamanakaTakashi) Apr 10, 2019
司法試験改革も
明らかに政策の失敗だよね、、、。
@maggie_ms @asahicom 西村玲さんはなまじSPDとか大きな賞をもらってしまったぶん、サンクコストを諦める判断が出来なかったのでしょうかね。もったいない話です。病む前にジョブチェンジに動けばいくらでも仕事は見つけられたはず。
— kato kosei (@sd_tricks_kato) Apr 10, 2019
@komatsunotsuma @foomidori DC1の次のポスドク断られるのは完全に本人の資質の問題だろ
— パルミジャーノ (@paruparu100) Apr 10, 2019
殆どの人は断られない
文系ポスドク自死の件、私のTLでも他人事と思えない人が結構いらっしゃるようで、自分も含めて九大の事件のときに団結して声をあげとくべきだったかと今でも逡巡する。しかしそれこそ名前割れしたら自殺行為だろうな。ブラックすぎる。
— Conney53 (@Conney1984) Apr 10, 2019
ポスドク問題について言えるのはポスドク問題をどうにかできる人たちがその関門を乗り越えて生きてきているのでその関門さえ突破できない人たちは社会に不必要と考えている節があるのでどうにもならないと思います
— そこらへんにいるフクロウ (@Ruby92872423) Apr 10, 2019
@tedie そうですよね…。おそらくこんな経歴の人は同時期のポスドクではほかにいないくらいではないでしょうか。何某かの不運が重なったのかなあという気がします。
— まずい職人 (@ktnmk_hr) Apr 10, 2019
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最近東京カレッジという東大の組織で国際発信力のある文系のポスドクを高待遇(理研基礎特研クラス)で募集しているようだが...
— Egel?ハリネズミ (@sosuke110) Apr 10, 2019
文系のポスドクの自殺って聞いてるだけでキツイ。
— serendipity (@sunshineconnec2) Apr 10, 2019
西村玲さん亡くなってたの知らなかった。知識や思想で生きていけないなら、生きる必要などもはやあるんだろうか。
— もちゃん (@momoco_chan) Apr 10, 2019
理系でも日本で研究者はよほどじゃないと厳しいからなぁ。海外にいけるくらいの実力がないのであれば、さっさと諦めた方がいいと思う。ポスドクなんて奴隷だし。
— いろはのい (@ja1bus) Apr 10, 2019
僕はさっさと諦めた。
ポスドクって研究に集中できるポジションだと思ってたら全方位からマウント取られるだけの薄給ポジションだった。
— 田中 (@yamadataooooooo) Apr 10, 2019
@Moogle_PhC 「ポスドク時代よりは高い!」という思考で飛びつく人間も居るということではないでしょうか。
— st5353 (@st53531) Apr 10, 2019
西村玲さん自殺だったのか…
— tam (@tororonto_) Apr 10, 2019
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西村玲氏、wikipediaとかだと長い闘病の末……となんか難病のようになっていたかのような書き方だが、追悼文集だと、
— 喜利彦山人 (@kirikiri_jyukai) Apr 10, 2019
………縊死。死亡までの時間ーー短時間。
と、とてつもなく冷酷で悲しい最期が綴られている。
俺が落ちたプロポーザルを取った別の先生がそのプロジェクトのためのポスドクを回りまわって俺が推薦するという、よくわからない事態。俺がそのポスドクとやりたかったなーそれ
— secret (@secretofang) Apr 10, 2019
そして文学者枠が死んだことでいよいよ文系ポスドクが集団自殺する令和の時代
— はきだめ (@gerogerokz) Apr 10, 2019
勿論、そういう現実に対して優秀な研究者を保護し育てる現在の制度が貧弱すぎることへの揶揄として資産家の特権と言ったのだが。
— 肆滴堂主人(無為の人・聖橋辺り) (@azu_jimbou) Apr 10, 2019
西村玲さんは神田明神前の東方研究会(現、中村元東方研究所)の研究員だったのか。ここは自分も縁がなくもない。普寂について氏の著作を読みたくなった。
氷河期世代のポスドクさんとか見てると悲惨…
— 萬舟 (@manshu226) Apr 10, 2019
著書で検索して気づいたけど西村玲さんの論文、いくつか読んだことがある。こういう些細なつながりですら、改めて意識すると、死に遅れたという気分にさせられる。先立たれたというか。だからどうこうってことはないけど。
— Yoshihiro Tanigawa (@mircea_morning) Apr 10, 2019
ポスドク西村玲の自死の件を読んで思ったけど、諸々事情はあるにせよ、自分の人生のツケを結婚と言う形で男に払わせようとしたり、相手が統失と言う理由のみで切り捨てようとしたところが如何にも女の身勝手さが現れていてやるせないなと言う感想だった。相手の男の立場になって考えたら気の毒すぎる
— べんぞー (@benzo_z) Apr 10, 2019
とあるラボのポスドクの女性が妊娠出産後に職場復帰したら居場所がなくされていて辞職せざるを得なかったそうな。
— ママライオン (@2RhPimPL9mFrRiF) Apr 10, 2019
結婚するなとか子ども産むなとか言われる場合もあるらしい。
論文を量産するのに戦力にならないから必要ないんだってさーー!!
まあちょいちょい聞くよね、この手の話。
@jyouhou_syusyu ラボマネ兼ポスドク兼テクニシャン兼PIです。
— Kemtaro (@oxt23) Apr 10, 2019
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学振のSPD受け取るってことは、ポスドクやりながら月額45万受け取るってこと。3年も期間がある。研究費は給料と別に3年間で900万つく。もっといい職に就くにしろ他の生き方を選ぶにしろ、その有利な期間に選択しなかった、
— yukinoshibari (@yukinoshibari) Apr 10, 2019
ちなみに人口学センターにはコミュニケーションスペシャリストという役職があるらしく、院生とポスドクのジョブトークの練習に付き合ってくれるらしい。授業の練習には付き合ってくれないけど。
— T.K (@_tkihara) Apr 10, 2019
実験とデータ解析は学生やテクさん、ポスドクにまるっとに投げて、論文だけを書いてコレスポとるPIもいるよ。
— 山田です (@sato_dehanai) Apr 10, 2019
ポスドクの方の記事を見るたびに心が痛む。社交のうまい俗物がうまくやるのが世の中だけど、せめて研究職はそうでないことを願いたい。使い切れないぐらいお金持ってる投資家さんがひと肌ぬいでくれないものか。
— りょー (@ataisennkin) Apr 10, 2019
@kingbiscuitSIU 「西村玲 遺稿拾遺ーー1972~2016」
— ??狸科の先生?? (@lastoresorter) Apr 10, 2019
で検索すると出るんですけども。
文体が、明らかに国語教師か何か、人文知のある人のやつで、闇が深すぎ、さすがに僕でも引きますた…
文系学問のポスドクにポストがない、特に女性が敬遠されるのは今に始まったことじゃない
— 烏丸 (@RavenCircle) Apr 10, 2019
西村玲さん学振SPDで学振賞と日本学士院学術奨励賞とってるのにポスト無くて首吊り自殺とか…しかも複数記事に自殺って書いてあるのにwikipediaに闘病の末死去ってかいてあるのもTop of 闇だな
— れゐ (@ray_yut) Apr 10, 2019
なんか実質2つの研究室でポスドクやりそうな流れを感じる。しかもD3の時に終わらなかった仕事もある。忙しさやいかに。
— たーいち (@xxtaichi) Apr 10, 2019
ポスドクは論文を書いた後悔より 書かなかった後悔の方が心に深く残る。
— 粉末猫 (@powder_cat) Apr 10, 2019
なんでポスドクの話がTLに突然現れて、たまに見る夢のように映るわ
— 新・非科学世紀の宇佐見蓮子 (@21renko2) Apr 10, 2019
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ポジションはDFG曰く「うちの件じゃない」、各機関の話だってことで、まあそうだなあ、ということになったが、その後どこの大学や研究所にもポスドクの人がアプライできるような不安定な身分ながら生物画像解析のスタッフポジションがボコボコできた。安定にはあと5年ぐらいかかるかな。
— Kota Miura (@kotapub) Apr 10, 2019
この1ヶ月で4人いたポスドクのうち2人が去り、1人が産休に入り、僕が唯一のポスドクになってしまった。どうすんだろうね。
— きっと何者にもなれないポスドク (@Taka0tsuka) Apr 10, 2019
今わたしが嫌いなクラスのインストラクターはポスドクの人で、ごめんだけど、来月のcourse evaluationは厳しくつけさせてもらおう… あんなめちゃくちゃなディスカッションと留学生disりを許容はできないわ…
— m (@a__matatabi) Apr 10, 2019
ブチギレ出て笑うwww
— s (@reeeeview) Apr 10, 2019
その年齢が来たらポスドクに行く決心がつくくらい頑張りたい
海外ポスドクが募集されてるの初めて見た。
— きむきむ (@clviii158) Apr 10, 2019
ポスドク面接に向けて、アトキンスを読み直し、、、
— Chemie(ケミー) (@yt9DTieYDmh1WeW) Apr 10, 2019
どんなこと聞かれるのだろうか。
桐谷美玲は俺じゃなくて良いので、全裸中年ポスドクとか底辺院生と恋愛して、夢を与えて欲しい
— 抹茶★伝説 (@AdipoR_Evi1) Apr 10, 2019
イチゴ「いばらキッス」
— takanzai (@takanzai) Apr 10, 2019
メロン「イバラキング」
ポスドク「いばらの道」
4月1週目は通学時間に読み物を読んでたんだけど、主人公(ポスドク)が気付いたら結婚しててそこからなんか読むペース落ちてきて遂に今週はまだ一度も読んでない?
— おじゃる (@gauss_red) Apr 10, 2019
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