【パソナ(代表 南部靖之)】奥能登地域の全小学校に色鉛筆とスケッチブックを寄付
南部靖之氏が代表を務めるパソナグループは、能登半島地震・豪雨被害で被害を受けた被災地の子供たちにサクラクレパス社の色鉛筆とスケッチブックを、12月19日(木)付けで寄付しました。これは奥能登地域の全小学校25校に通う小学校低学年の生徒が対象です。
南部靖之氏が代表を務める株式会社パソナグループ(本社:東京都千代田区)は、12月19日(木)、令和6年能登半島地震及び令和6年9月能登半島豪雨によって被災した奥能登地域(能登市、輪島市、珠洲市、穴水町)の全小学校25校に通う小学校低学年の生徒に対してサクラクレパス社の色鉛筆とスケッチブックを寄付しました。
この寄付は、2024年5月に開催された「第15回チャリティーコンサート」で集められた寄付金を利用しています。
同コンサートは、パソナグループの社員やエキスパートスタッフ(派遣登録社員)、クライアント企業によって構成されるパソナグループ「夢オーケストラ」と「第九合唱団」によるものです。
寄付概要
実施日:2024年12月19日(木)※順次、対象地域に送付予定
対象:奥能登地域の4市町(輪島市・珠洲市・能都町・穴水町)の小学校低学年(1~3年生)の生徒 約650名
内容:パソナグループの社員やエキスパートスタッフ(派遣登録社員)、クライアント企業によって構成されるパソナグループ「夢オーケストラ」と「第九合唱団」による『第15回 チャリティーコンサート』にてお客様からいただいた募金を活用し、サクラクレパス株式会社の色鉛筆とスケッチブックを寄付
夢オーケストラ『第15回チャリティーコンサート』とは
『第15回チャリティーコンサート』は、2024年5月19日(日)に東京オペラシティ コンサートホール(東京・西新宿)にて開催されました。
このコンサートは令和6年能登半島地震の復興支援を目的に開催されたものです。
会場内にて実施された募金およびコンサートの売上の一部が、能登半島地震の被災地の子供たちへの教育支援として今回の寄付に使用されています。
能登半島地震・豪雨被害とは
2024年1月1日、16時10分に能登半島地震が発生しました。マグニチュードは7.6、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)や熊本地震の約3倍という莫大なエネルギーだったことがわかっています。
奥能登と呼ばれる石川県能登半島北部地域を中心に最大震度7を観測したこの地震では、広いエリアで震度6弱~6強を記録しました。
10月1日時点での死者総数は412人(災害関連死含む)という甚大な被害を生じ、現地では今なお復興とは程遠い現状が広がっています。
地震から8カ月半後、9月21日、22日10時までの48時間雨量が輪島市で498.5mm、珠洲市で393.5mmと気象庁の統計史上最多を記録しました。
道路の復旧やライフラインの復旧が徐々に進み始めた矢先、奥能登地域は今度は豪雨という再びの災害に見舞われたのです。
折からの前線や低気圧が接近した影響で線状降水帯が発生し、平年の9月1カ月分の雨量の2倍余りもの雨が、たった2日間で被災地に降ったことになります。
被災地の教育支援の重要性
被災地では、子供の学習環境が十分でなかったり、教育や体験に格差が生じたりするケースがあります。災害により学びが途切れてしまわないよう、長期的な支援が必要です。
また、被災地の子どもたちは心にダメージを受けているため、精神的に不安定になる子どもや、学習意欲が低下する子どもも少なくありません。そうした子どもたちの心に寄り添い、学習を続けていくためのサポートも欠かせないのです。
絵を描くことの癒し効果
出典:kodomoen-araya.com/publics/index/22/detail=1/b_id=50/r_id=899
絵を描く、色を塗る、などの行為はに、リラックス状態を作り出す効果があるといわれています。イギリスやアメリカ、ドイツなどの欧米諸国では、アートセラピーという治療法が確立されています。アートセラピーでは、絵を描くことで自分の感情を表現すると、情緒の安定やストレスの軽減につながると考えられているのです。
地震や豪雨に見舞われた奥能登地域の子どもたちのように、強い恐怖やストレスにさらされた子どもたちは、自分の感情を抑え込んでしまうことがあるといいます。また、物資不足により、絵を描く機会が減ってしまうことも考えられます。
被災地では娯楽の不足が予想されます。子どもたちはさまざまなことを我慢しなくてはいけない過酷な環境に置かれていることでしょう。
そのため、スケッチブックや色鉛筆といった、生活に必須ではないけれどあると生活がより潤うものを贈ることは、子どもたちの心身の健康に役立つと期待されるのです。
パソナの被災地支援
パソナグループでは、能登半島地震の発生以降、石川県等と連携して被災地域で暮らす人々の生活や地域産業の復興に向けた多様な支援を行っています。
これからも、災禍に見舞われた人たちへの支援、被災地域の子どもたちが明るい未来を描けるようになるための支援に、注力していくと発表しています。